maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

地元紙は頑張った

「福島民友新聞」は、あの東日本大震災で被災しながらも、1日も休まずに発行を続け、しかも毎朝、配達しました。 大震災のあった2011年3月11日の夜、自家発電の灯りの下で紙面をつくり、幸いにも倒壊を免れた郡山の工場で印刷し、翌朝には無事、朝刊…

してはいけないこと

世の中には、してはいけないことがあり、仕事人生でも、同じです。 友人が自身の経験を、ある刊行物に書きましたので、今日は、その話をします。 銀行でも、会社でも、大きなところでは、ある年齢になると、出向、または、再就職といって、外に出され、子会…

「9イニング」の人生〜その13

日吉キャンパスにおける、もったいないというか、あまり収穫のない「教養課程」 の2年間が終わり、後半の「専門課程」2年間を過ごすべく、三田キャンパスに移動しました。 専門課程では、ゼミナールに入ることを兄からもアドバイスされていたので、評判の…

「9イニング」の人生〜その12

野球に例えた、「9イニング」人生も、今や、中盤の「6回」を戦っています。 大学生活4年間です。 プレイボール=小学校1年 1回:小学校の6年間は、「無得点」でした。 2回:中学校の3年間は、「得点」しました。 3回:日本の高校の2年間は、「無得…

M子 様

処女作「幻のショート・スピーチ集」第1巻 以下は、僕が2020年6月24日に、友人たちに書いたeメールです。 6月15日にアマゾンから発売された「幻のショート・スピーチ集」という僕の処女作についてです。 「M子 様 『幻のショート・スピーチ集』…

バーベキュー

バーベキューには、いろいろ思い出があります。 一番盛大だったのは、オーストラリアのメルボルンに、商社マンとして駐在していたときに経験したバーベキューです。運動場の鉄棒を思い浮かべて頂き、その横棒に、若い牛1頭を首からお尻へ差し、回しながら下…

反日ビジネス

韓流ドラマは人気で、日本は韓国と仲良くしているつもりなのに、どうして韓国がこれほどまで、日本を批判し、悪者呼ばわりするのか、そんなに日本は韓国に悪いことをした、あるいはしているのか、不思議に思う方がいると思います。 客観的に、日本が韓国に何…

カーナビ

2日前に、藤沢の鵠沼というところに、10年振りに、知人を訪ねて行ってきました。 ご存知の方もいると思いますが、鵠沼は、古い住宅街で、細い道が迷路のように入り組んでいます。むかし、歩くための細い道が張り巡らされ、住宅街ゆえに、幅を広げられずに…

90歳のTさん

昨日、2020年6月20日、90歳のTさんを、10年ぶりに、藤沢市のご自宅にお訪ねしました。あまりにお元気なので、驚きました。そのように申し上げたら、逆に驚いておられたので、いかにTさんがお元気か、わかります。 Tさんは、最近90歳になられま…

1億円の「おしっこ」

僕は最近、酒を飲まなくなりました。家で自分から飲むことは、めったにありません。理由は、飲むとすぐ眠くなり、寝てしまうので、起きている時間が短くなり、もったいないからです。 飲み会でも飲まなくなりました。理由は、クルマで行くことが多くなったた…

記念誌と人

僕は今、ある記念誌の発行を進めています。 6月14日にも、同じ記念誌のことを書きましたが、今日はもう少し詳しく書きます。 慶應大学に、かなり有名なSゼミナールがあり、僕は3年生になったとき、そのゼミに入りました。同期生は25名で、1年先輩の4…

祈ってもダメ

天神様に行って、「○○大学に受かりますように」と絵馬を書き奉納します。 それから、100円玉を賽銭箱に投げ入れ、同じことを祈ります。 しかし、受かる人は受かり、受からない人は受かりません。 人は何故、天神様にいくのでしょうか? ま、月並みで、正…

巡礼の旅

四国八十八カ所霊場巡り、というのがありますが、僕の場合は、巡礼ではなく、尊敬するジョン万次郎の故郷を訪ねて、2019年2月に、クルマで山梨県を出発し、途中京都で1泊しながら、高知県の足摺岬まで、往復2000キロメートルの旅をしました。 岡山…

コーヒー園

コーヒーは美味しいので、朝、昼、晩、の3回、その中間に2回ほど飲むから、合計、日に5回は飲んでいます。 7〜9月は、アイス・コーヒーになります。 コーヒーの畑。斜面につくられる。 コーヒー・メーカーでいれるか、あるいはインスタントを飲んでいま…

偉い人は、わかりやすい

僕は、司馬遼太郎の文章は、良く理解できるけれど、三島由紀夫の文章は、難しすぎて、すぐ、理解できない部分にぶつかります。 三島の「金閣寺」を少し読んだところ、三島は、たとえば、あるシーンを、詳しく「描写」します。しかし、その描写に使われる単語…

香港のビジネス・ランチ

コロナ時代、飲食店では、客は向かい合って座らずに並んで座り、となりの人とは、ビニールのカーテンで仕切られ、食事中は話してはいけない、といいます。 こんな食事があるでしょうか。美味しくも、楽しくも、何ともないでしょう。 それだったら、出前して…

76歳の仲間たち

僕は今、大学時代の「ゼミナール」の仲間20人ほどに声をかけ、一文を書いてもらい、記念誌を発行しようとしています。 原稿と、写真がかなり集まり、80頁くらいの、楽しい冊子になりそうです。 大学卒業から53年がたち、タイミングとしては、皆、第3…

御曹司

母校、慶應大学は、二代目、三代目の社長になる人が多いといいます。 僕の周囲にも、そういう人は数人いました。 その1人、H君が卒業後だいぶ経ってから、クラス会で話したことがあります。 H君は、日本橋に本社のある、有名な菓子メーカーの御曹司です。…

「果敢」か「慎重」か

「果敢」か「慎重」か。 「個人」か「集団」か。 どちらも、団体経営において、むずかしい選択ですね。 結論からいうと、両方必要なのですね。 過去、「果敢」に攻めて大成功した企業に、「ソニー」がいます。 創業者の1人、井深 大という人は、新しい技術…

壮大な無駄遣い国家

最近はわかりませんが、僕の現役時代、日本では、「対面」ビジネスが主流でした。特に営業では、相手のところに毎日通い、顔を覚えてもらい、気に入ってもらい、それを何年も続けて、ようやく注文をもらえる、という世界でした。 僕は、商社で、鉄鋼製品の海…

「9イニング」の人生〜その11

慶應大学商学部に入学しました。 昭和38年、1963年です。 受験という重圧から解放された若者たちは、高校時代にくらべ、急に、全面的に自由になったことで有頂天になり、クラブ活動に、運動部に、麻雀に、ナンパに、青春を謳歌し始めました。勉強しよ…

D-Day

2020年6月7日、僕は「ショート・スピーチ集」に、日系人ダニエル・K・イノウエ氏のことを書きました。ハワイ・ホノルルの国際空港にその名を冠せられた、超有名な日系人です。 その日は欧米時間で6月6日で、欧米では、第二次世界大戦の欧州戦線で、…

日本人と移民(2)

アメリカでは、日本人が想像もできないくらい、貧富の差が大きいです。会社でも、平社員の年収が1千万円とすれば、社長は、何億〜何十億円とか、すごい年収です。そして、株主には、何百億ドルという資産家がならびます。 日産自動車のゴーン元会長はそうで…

日本人と移民(1)

日本人と「移民」は切り離せません。明治時代、ハワイやブラジルなどに移住した日本人は、どういう歴史をつくったのでしょうか。 現在、ハワイのホノルル空港は、「ダニエル・K・イノウエ国際空港」という正式名称がついています。「イノウエ」という、明ら…

「9イニング」の人生〜その10

5イニング 9月新学期、高校の英語の先生の指示で、アメリカでの留学生活の話を、英語と日本語、両方で、全校生徒の前で、スピーチしました。最初は英語で、次に日本語で。日本では、聴衆は無表情ですから、「無」に向かって話している感じです。 アメリカ…

うまく行くとき

ものごとは、人生は、どうしてもっとうまく行かなかったのだろう。どうすればうまく行くのだろう、と考えてきました。 今朝、つまり2020年6月4日、76歳にして、その答えに気がつきました。 自分が、あるいは相手が、「気分良くなったとき」何か良い…

「9イニング」の人生〜その9

ここで、グロトン校での1年を振り返ってみます。 当時のアメリカは、まさにアメリカン・ドリームの全盛時代でした。 第2次世界大戦と朝鮮戦争を経て、軍需産業を中心に産業は発展し、経済がすごい勢いで拡大していました。 したがい、若者にとり就職の機会…

「9イニング」の人生〜その8

ここで、僕の「9イニング人生」とは、どういうものか、復習しておきます。 この稿は「〜その8」ですが、最初の「〜その1」で、僕の人生を野球に例えて、下記のように、9イニングに分けました。 そして、「〜その7」で、「4回・アメリカのグロトン・ス…

「書く」ことの素晴らしさ(3)

大学時代の同級生にエッセイ集を送ったら、手紙をもらいました。とても嬉しい内容なので、皆さんとシェアしたいと思い、下記に載せます。 公認会計士になったI君のことは、魅力的な人だと思いながら、学生時代も卒業後も、話しかける勇気がなくて、ここまで…

「書く」ことの素晴らしさ(2)

「書く」ことは、自分の経験や、思い、考えを明らかにすることです。まず自分から、自分をオープンにすることです。 そうすると、相手の中には、僕に対して何も行動をとらない人がいる一方で、「自分もオープンにしよう」と思う人が現れます。手紙、eメール…