maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

76歳の仲間たち

僕は今、大学時代の「ゼミナール」の仲間20人ほどに声をかけ、一文を書いてもらい、記念誌を発行しようとしています。

 

原稿と、写真がかなり集まり、80頁くらいの、楽しい冊子になりそうです。

 

大学卒業から53年がたち、タイミングとしては、皆、第3の人生です。

 

ここまでの、原稿が集まる過程が、それはそれは興味深いです。人間模様が、ここまではっきり出るか、と楽しくなってしまいます。僕が、今年の2月(2020年)から、原因不明の、「心身ともに絶好調」なので、そういう、「人を眺める」余裕みたいなものがあるのだと思います。

 

原稿の締切は、6月30日にしてあります。今日は5月14日ですから、あと半月あります。

 

僕を入れて、22名、今日現在、すでに原稿の届いた人が13名、これから寄稿する予定者が7名、寄稿しない人が1名、不明が1名、です。うち、女性が2名です。

 

一番うれしい原稿は、10年前に脳梗塞を患い、リハビリ中の人が、失語症のため、奥さんの代筆で書いてくれた原稿です。5年前に、クルーズ船「飛鳥 Ⅱ」で、南米、南極海へ旅をしたときの話が中心です。

 

ご本人は寄稿に意欲満々であったと、奥さんから聞きました。

 

記念誌に対し、人が変わったように無関心な人、面倒くさそうな人、苦い思い出だけを書いた人、病気から立ち直った人、途中から書く意欲を示した人、昔どおり、悠々と安定している人、趣味のことを6頁も書いてくれた人、等々、とても面白いです。

 

助手の先生、先輩、海外からも、特別寄稿があります。僕の「筆」は、今日も絶好調です。外は、高原の濃い霧に包まれています。カッコウが啼いています。

今朝も、幸せを感じています。