maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

山中伸弥

「ノーベル生理・医学賞」を受賞した山中伸弥教授といえば、テレビにもよく出演するので、名前や顔は広く知られていると思います。 山中さんは、大きな夢に向かって走っているように見えます。 京都大学iPS細胞研究所の所長として、いわゆる「万能細胞」の研…

大阿闍梨

酒井雄哉(さかい ゆうさい)( 1926〜2013)さんは、39歳で比叡山・延暦寺の僧になり、47歳で「千日回峰行」に挑み、2回達成しました。「満行」2回は千年の歴史で3人目です。 1回が7年の荒行で、これを2回、合計14年間にわたり、気が遠くなるよ…

大坂なおみ

この稿を執筆中の2020年9月12日、大坂なおみ選手が、全米オープン・テニス大会で優勝しました。 この大会にのぞみ、なおみ選手は7種類のマスクをつけると宣言しました。それぞれのマスクには、白い文字で、これまでに人種差別の犠牲になったと思われ…

マザー・テレサ

マザー・テレサは「聖人」としてではなく、「人」として親しみを感じます。彼女は、ギリシャの北、「北マケドニア」出身で、カトリックの信者でした。 彼女は幼少の頃から、いつかインドに行き、修道女になるという希望をもっていました。 21歳のとき、イ…

沢田美喜

太平洋戦争が終わって3年がたった1948年、神奈川県の大磯に、「エリザベス・サンダース・ホーム」という孤児院を創設したのが、沢田美喜さんです。ホームは黒人兵と日本人女性の間に生まれた混血児のための施設です。小学校も、中学校もつくりました。 …

横浜・高島町

横浜に高島町という町があります。この町は、「高島嘉右衛門」(たかしま かえもん)という人にちなんで命名されたんですね。 汽笛一声、「新橋」を出発した列車が蒸気機関車に引かれて、「横浜」まで走ったのは明治5年、1872年ですが、この日本最初の鉄…

八田與一

八田與一(はった よいち)は、台湾の農地開拓のために、全身全霊を捧げましたね。 日本は、日清戦争に勝ち、1895年から50年間、太平洋戦争が終わるまで、台湾を占領しました。日本は台湾を単なる植民地として、米や砂糖の産地にするのではなく、行政…

伊能忠敬

江戸時代に伊能忠敬が作製した日本地図は、国宝となっています。非常に精密な地図で、当時の日本海軍やイギリス海軍から、高く評価されました。 忠敬は、50歳で隠居するまでは、有能な商人として働き、隠居以後は、72歳まで日本地図の作製に身を投じまし…

鑑真和尚

「諦めなかった」人として、鑑真和尚 (がんじんおしょう) がいますね。 鑑真は中国の高僧で、日本に招かれていましたが、渡日に6回失敗します。しかし諦めず、7回目にようやく来日に成功します。11年かかりました。その間に両眼を失明します。 遣唐使の…

日野原重明

聖路加病院の日野原重明先生は、近代日本史上、もっとも偉大な人格者の1人であると言えるでしょうね。 内科医として、71年間、築地の聖路加国際病院で働き、著作は、共著も含めると340冊になります。40の役職をもち、受勲は文化勲章ほか多数、生涯現…

小澤征爾

日本の音楽界の巨星といえば、やはり小澤征爾の名が出ますね。 小澤さんは、信念と自信をもって、24歳でフランスに渡りました。小澤さんを手放したくない恩師、斉藤秀雄の猛反対を押し切り、貨物船でマルセイユに上陸しました。そして1人スクーターでトコ…

勝海舟

坂本龍馬、西郷隆盛とくれば、私の大好きな勝海舟のことを書かないわけにはいきませんね。 この人も、百パーセント、天下のために働いた人です。 生涯、自分に正直に、わがままに生きました。それに、毒舌だったので、嫌われ者でしたが、幕末における、幕府…

西郷隆盛

西郷隆盛も、人気がありますね。 薩摩藩(鹿児島県)出身、幕末の英雄、明治維新の立役者の一人です。 西郷は江戸城に攻め込もうとしますが、勝海舟に説得され、無血開城に合意します。 ここまでは、日の出の勢いでしたが、その後、人生が微妙に変わります。…

坂本龍馬

日本の歴史の中で、坂本龍馬は、「公」のために生きた人として特筆されますね。 近代日本の誕生に命を捧げ、出世やカネには目もくれませんでした。 文字通り「命がけ」で、志半ばにして刺客に斬られ、若くしてこの世を去りました。 お龍という奥さんはいまし…

幸せはきます

「幸せ」とはなんでしょうね。 「幸せ」の瞬間とは、「自分」になった瞬間だと思います。 「自分」として生きている人は幸せです。 ゴッホ(1853~1890)は、若い頃、画商で働いたり、聖職者を志しますが、 自分は「絵を描く」人だとわかり、絵を描き始めました…

その瞬間

スーパー・ボランティアの尾畠春夫さんは、 四国八十八カ所のお遍路の途中、沿道の住民から「お接待」を受け、 その瞬間、「ボランティアで生きよう」と決めました。 遠山正瑛(せいえい)さんは、28歳で中国・内モンゴルに行き、農地が砂漠に変わっていく…

やってみなけりゃ

何ごとも、やってみなけりゃ、わかりませんね。 結果を知っているのは、神様だけですから。 商品は、売ってみなけりゃ、わからないのです。 これは売れるだろうと思ってつくったモノが ぜんぜん売れなかったり、 あまり期待していなかったモノがヒットしたり…

このままでは

「このままでは終わりたくない」。「・・・終わらないつもり」。 それでいいです。私もそうでした。 自分のこれまでの人生、全然、大したことない。 しかし、何かわからないけれど、 自分にはもっと何かできる気がする。 有名なアメリカの黒人歌手、ナット・…

止まらない

今から話すことは、スポーツの経験のある方には、良くわかると思います。 動作が始まったら「止まらない」ということです。 野球のバッティング、ゴルフ・スィング、サッカーやバスケットボールのシュート、 バレーボールでスパイクするとき、などは、動作が…

謙虚

みんなに、「あの人のためなら」と慕われる人は、幸せですね。 私は、そういう人に出会いました。 「あの人の下で、働いてみたい」、「あの人のためなら、なんでもしよう」と思いました。 その人は、「稲山嘉寛」(いなやま よしひろ)(1904〜1987)さんで…

「公」と「私」

誰かの役にたつのが「公」で、その反対が「私」ですね。 私は、「幸せ4倍の法則」、という言葉をつくりました。 誰かの役にたつと、「4つの幸せ」が起きます。 私が誰かの役にたつと、私は嬉しい気分です。これが、第1の幸せです。 そして、相手は喜びま…

感謝

自分1人だけでは、幸せになることはできませんね。 グレン・ミラーも、奥さんに大いに助けられました。 奥さんに大感謝です。 家族、恩師、友人、知人など、自分に力を貸してくれる人が必ずいます。 その人に、毎日感謝です。 感謝すれば、謙虚になれます。…

継続

幸せになるには、「続ける」ことですね。 五輪で金メダルをとった人が、言います。 「何度も、やめようと思いました。でも、続けて良かったです」。 目標や夢があれば、続けられるはずですが、 それでも、この「続ける」ということが、並大抵ではありません…

与える

人に与えると、4つの喜びが生まれます。 僕は、幸せのスイッチが入ってから、人に与えることは、 4つの幸せを生むことを知りました。 まず第1の幸せは、人に与えるとき。 自分がとても幸せな気持ちになります。 第2の幸せは、もらった人が喜ぶとき。 第…

自分自身のことを振り返ると、最近まで、自分の「夢」は何か、 わかりませんでした。 しかし漠然と、「何かやる」「何かできる」「このままでは終わらない」、 という思いはいつもありました。 それが、私の漠然とした「夢」だったわけです。 最近になってよ…

何かをするのが大変

日本では、新しく「何か」をしようとすると、大変ですね。 日本では、違うこと、新しいことは避けようとします。 「そんな前例はない!」と言われます。 日本で、違うこと、新しいことをするのは、容易ではありません。 役所という、厚い壁もあります。 日本…

日本人は貧しい

日本人ほどよく働き、しかも「貧しい」国民は 世界でも珍しいと思います。 サラリーマンは、1〜2時間もかけ、満員電車で通勤し、 夜遅くまで働き、平日、家族と一緒に夕食を食べることは、 ほとんどありません。 それに比べ、イタリアやスペインでは、家と…

日本には自由がある

日本では、「政府を批判しても」警察に連れて行かれることはありません。 共産党の中国ですと、「習近平(国家主席)は独裁者だ」と言っただけで、誰かにどこかへ連れていかれ、行方不明になります。 日本では、テレビ番組のコメンテーターが「アベノマスク…