maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

「9イニング」の人生〜その8

 

ここで、僕の「9イニング人生」とは、どういうものか、復習しておきます。

 

この稿は「〜その8」ですが、最初の「〜その1」で、僕の人生を野球に例えて、下記のように、9イニングに分けました。

 

そして、「〜その7」で、「4回・アメリカのグロトン・スクールでの1年間は高得点」を完了しました。

 

1950年 プレイボール

1回:小学校の6年間は、「無得点」でした。

2回:中学校の3年間は、「得点」しました。

3回:日本の高校の2年間は、「無得点」。

4回:アメリカのグロトン・スクールでの1年は、「高得点」。

5回:帰国して、日本の高校卒業と大学受験は「無得点」。

6回:大学生活4年間と就職は「高得点」

7回:会社勤めと家庭生活は「無得点」。

8回:早期定年退職から第2の人生は「無得点」。(50歳〜76歳)

9回:第3の人生は?(76歳〜? )

 

今日は、「5回」に入ります。野球でいえば、中盤です。

 

高校3年の夏休み、7月に、1年振りに帰国しました。半年後には大学受験ですから、同級生は皆、ねじり鉢巻きで、1日10時間も受験勉強をしている筈です。ところがこちらは、昨日まで、大らかにアメリカで、” Thank you, see you again ! “ なんてやっていたのですから、「アメリカボケ」しており、受験勉強など、どこ吹く風で、あちらに挨拶に行ったり、こちらの蕎麦屋に1年振りに行ってみたりで、悠々としていました。勉強した記憶がありません。

 

アメリカに行って、むこうの大学に入ろうかと、随分考えましたが、うまく受験に合格するか分からない、授業料が年間・数百万円と、べらぼうに高いので、奨学金をもらえるか分からない、ということと、自分は日本人だから、やはり日本で暮らしたい、という思いが強く、日本の大学に進もうと決めました