maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

「9イニング」の人生〜その10

5イニング

 9月新学期、高校の英語の先生の指示で、アメリカでの留学生活の話を、英語と日本語、両方で、全校生徒の前で、スピーチしました。最初は英語で、次に日本語で。日本では、聴衆は無表情ですから、「無」に向かって話している感じです。

 

アメリカでは、何回も、日本についてのスピーチを学校とか町内会とか、いろいろなコミュニティーで行いました。日本の聴衆より、もう少し表情などに反応があったように思います。

 

さて、どの大学を受験するのか、担任の先生と、進路相談がありました。僕は、一橋大学・経済学部、慶應大学・経済学部、慶應大学商学部、の3つを受けたいと先生に言いました。

 

先生は、一橋は無理だろう、慶應商学部なら、受かるだろう、との意見でした。

そして、その通りの結果になりました。商学部の試験は、英語と、他にたしか2科目で、合計400点満点のうち、英語が200点という、英語な得意の僕には願ってもない条件で、問題なく合格しました。

 

たしか、受験を控えた10月か11月に、学校の文化祭がありました。クラス単位で、いろいろな「出し物」をしましたが、準備が大変でした。新学期、毎日授業が終わってから、準備が始まり、終わるのは真っ暗になってからでした。

 

そのうち、M君という、一橋大学を受験する友だちが、これ以上文化祭の準備をしていては、受験勉強ができない、ということで、ある日を以て、抜けました。僕は、受験勉強に熱心な人なのだな〜と、遠くから眺めているだけでした。

 

文化祭は、大変楽しいものでした。しかし、グロトン校のあれだけ楽しい、すべてが初めての経験とは比較になりませんでした。

 

まあしかし、湘南高校は、みな真面目で、熱心に勉強する、良い学校でした。今から2年後の2022年には、創立100周年を迎えるそうです。