長嶋茂雄さんは、黄金の人生と、いぶし銀の人生を
両方生きてきました。
野球の選手として、大学時代も、プロになってからも、
これ以上ないほど大活躍し、数々の栄誉に輝きました。
野球という「夢」を達成し、まさに、「黄金」の人生です。
しかし、引退したあと、脳梗塞を患い、現在もリハビリの最中です。
長嶋さんのリハビリの様子を聞いたことがありますが、
それはそれは、ものすごく元気に、毎日たくさんの
トレーニングをしたようです。
トレーナーと2人で、大きな声で、ワッセ、ワッセと、
歩いたり、走ったりしていたのをテレビで見ました。
また、室内のリハビリ運動も、毎日長時間、頑張っていたようです。
現在の「夢」は、後遺症を克服することでしょう。
どんな環境でも、長嶋監督はすごい、と敬服しました。
引退してから、「私ほど、野球を練習した者はいない」と、人に見えないところで
いかにたくさん練習したか、話したそうです。世間では、「天才」とほめそやし
ましたが、実際は血の出るような練習だったわけです。
最近の長嶋さんは、体力も落ちていると思いますが、
「いぶし銀」の人生を送っているようです。
私に、リハビリ中の友人がいますが、リハビリ・センターのエレベーターで、
長嶋さんに声をかけられ、すごく元気づけられたそうです。
最近、長嶋監督のインタビューを、テレビで拝見しましたが、
その、変わらぬ「情熱的」な話しぶりに尊敬の念を深くしました。
生涯、巨人軍の「四番、サード、長嶋」であり、人々に感動を与えています。