maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

カーナビ

2日前に、藤沢の鵠沼というところに、10年振りに、知人を訪ねて行ってきました。

 

ご存知の方もいると思いますが、鵠沼は、古い住宅街で、細い道が迷路のように入り組んでいます。むかし、歩くための細い道が張り巡らされ、住宅街ゆえに、幅を広げられずに、今日まできた、と思います。知人からは、迷ったら、止まって、電話してくるように、と言われました。

 

しかし、我がカーナビが大活躍しました。最後の最後に、曲がり角を1つ間違えたらすぐにわかり、5メートルほどバックし、正しい道へ行けば、そこにちゃんと知人の家がありました。

 

僕が1年前まで乗っていたクルマの古いカーナビなら、目的地の数十メートル近くまでくると、「目的地の近くにきたので、ナビを終了します」なんて言って、終わってしまうので、鵠沼の迷路では役に立たなかったでしょう。

 

こんなに日本で便利に使われているカーナビですが、どうも海外ではまだそれほど普及していないようです。

 

ハワイや、アメリカ本土では、相変わらず、「ルートAをB出口で下り、最初の四つ角を右に曲がり、3つ目の〇〇ストリートを左折し・・・」、なんてやっているのかもしれません。

 

アメリカ人の友人に何故カーナビを使わないのか、何年か前に聞いたことがあります。答えは、アメリカの道路にはすべて名前がついているので、分かりやすいから、カーナビは必要ない、ということでした。しかし、僕はハワイをレンタカーで走りますが、〇〇ストリートという小さな看板の字が読めたときには、すでにクルマは通り過ぎているので、Uターンして戻ることになります。

 

歩くほうでは、スマホのナビに案内されながら、目的地に行こうとして、何度も失敗し、ひどい目にあいました。最近はそういう機会がないので、スマホの「歩くナビ」が進化したかどうか、まだ分かりません。