やってみなけりゃ
何ごとも、やってみなけりゃ、わかりませんね。
結果を知っているのは、神様だけですから。
商品は、売ってみなけりゃ、わからないのです。
これは売れるだろうと思ってつくったモノが
ぜんぜん売れなかったり、
あまり期待していなかったモノがヒットしたり、
やってみなけりゃ、わかりません。
プロ野球の場合、ドラフト1位に指名して獲った選手が
鳴かず飛ばず、おまけに怪我でベンチ。
ところが、安くひろった選手が大活躍。
こんなことはしょっちゅうです。
人生、何ごとも、やってみなけりゃわかりません。
やらないと、何も起きません。
やってみて、ダメだったら、止めて、
別のことを試します。
試行錯誤のくり返しです。
プロの講演者も、その日の聴衆に受けるかどうか、
やってみなけりゃ、わからないのです。
何年も前になりますが、ある若い尼僧の講演会にいきました。
その尼僧は、「今日は、『A』のことについて、お話しします」、
といって話し始めました。
しかし、その直後、「あ、やめましょう」といってやめてしまいました。
そして、「皆さんは、『A』には興味がないようですから、
今日は『B』についてお話しします」といって、
平然と話題を変えました。
聴衆の反応ですぐ変えたのです。
それは、見事なものでした。すごい講演者だと思いました。
そして、話は面白かったです。