maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

小澤征爾

日本の音楽界の巨星といえば、やはり小澤征爾の名が出ますね。

 

小澤さんは、信念と自信をもって、24歳でフランスに渡りました。小澤さんを手放したくない恩師、斉藤秀雄の猛反対を押し切り、貨物船でマルセイユに上陸しました。そして1人スクーターでトコトコとパリを目指します。

 

小澤さんは日本で、桐朋学園の斉藤秀雄に厳しく鍛えられました。指揮棒を投げつけられるのは、日常茶飯事だったようです。そしてその修行により、実力と自信をつけました。

 

フランスに渡ったあとは、指揮者として、ブザンソン・コンクールを手始めに、いろいろなコンクールで優勝し、快進撃します。

 

何か強い力に背中を押され、突き進んだ感じです。

 

成功して、ボストン交響楽団の指揮者=音楽監督を30年間務めました。非常に評判が良かった証拠です。これだけ長期間、1人で同じオーケストラを指揮することは珍しいです。

 

有名な指揮者、バーンスタインカラヤンにも教えを受けました。

 

ボストン交響楽団の他に、大きな業績としては、サイトウ記念オーケストラを結成したことです。世界中の若手を集め、育てました。(以上、一部、ネットからの情報を参照しました)

 

小澤さんは非常に謙虚です。音楽を愛し、大きな夢をもって、謙虚に全力をつくします。その夢とはもちろん、最高の音楽を通じて、観衆と「感動」を分かち合うことです。

 

小澤さんをすぐ近くで見かけたことがあります。それは、鎌倉芸術館の近くのそばやでした。私たちのテーブルの近くの席に、1人で入店した小澤さんが座りました。店員さんに「一番シンプルなそばは何ですか」と聞き、かけそばを注文していました。そういう人です。

 

小澤さんは、常に分厚い楽譜を完全に暗記していました。大きな夢を持ち続け、85歳になっても、頑張っています。

 

何か、すごい力に背中を押されないと、ここまできません。

 

小澤さんは、幸せのキーワードをすべて実行しています。あとさきの心配をせずに、フランスに渡った時から、幸せが始まり、現在に至っています。