坂本龍馬
日本の歴史の中で、坂本龍馬は、「公」のために生きた人として特筆されますね。
近代日本の誕生に命を捧げ、出世やカネには目もくれませんでした。
文字通り「命がけ」で、志半ばにして刺客に斬られ、若くしてこの世を去りました。
お龍という奥さんはいましたが、龍馬が家にいる時間はほとんどありません。
ひたすら、街道を歩いているような人生でした。
敵同士だった、薩摩藩(鹿児島県)と長州藩(山口県)を仲直りさせ、幕府の時代を終わらせて、近代日本の誕生に、非常に大きな貢献をしました。
有名な「船中八策」では、議会制度など、民主主義を取り入れた近代日本の骨格を示しました。
長崎に会社をつくり、貿易もしました。「貿易立国」の先駆者です。
残念ながら、志半ばで絶命しましたが、龍馬はいまだに、日本でもっとも人気のある人物のひとりです。そして「幸せ」のキーワードに溢れた人物です。
夢を抱いた龍馬は、土佐藩を脱走しました。捕まれば、重く処罰されます。
あとのことは考えず、強い「力」に背中を押され、「自分に正直」に行動したのだと思います。これは、大事なキーワードです。
「捨て身」の迫力で、西郷隆盛はじめ、多くの「大物」を説得し、「大仕事」をしました。「私欲」がないので、多くの人が龍馬を信用し、力を貸しました。
龍馬は、大勢の同志に助けられ、明治が始まる前年まで頑張りました。天国でニコニコしていることでしょう。