「公」と「私」
誰かの役にたつのが「公」で、その反対が「私」ですね。
私は、「幸せ4倍の法則」、という言葉をつくりました。
誰かの役にたつと、「4つの幸せ」が起きます。
私が誰かの役にたつと、私は嬉しい気分です。これが、第1の幸せです。
そして、相手は喜びます。これが第2の幸せです。
そして、私に感謝してくれるので、うれしいです。これが第3の幸せです。
そして、私に感謝した相手は、嬉しい気分です。これが第4の幸せです。
私に2つの幸せがきて、相手にも2つの幸せがくる、合わせて「4つの幸せ」です。
そして当然、小さな役立ちには小さな幸せ、大きな役立ちには大きな幸せがきます。
ところが、役立つためには、まず私が「何か」をする必要があります。
普通、「あいさつ」すると、相手は喜びます。
すると、4つの小さな幸せが起きます。
しかし、私があいさつしなければ、小さな幸せさえもきません。
「私」、つまり自分だけのために生きるとき、1つの幸せもありません。
坂本龍馬は、日本のために、大いに役立ちましたが、そのためにたくさんのことをしました。
龍馬が土佐藩を脱出してからは、ほとんど「旅」する毎日でした。東西南北、要人たちを説得するために、ひたすら歩きました。普通の生活はありませんでした。
しかし龍馬は、大きな「公」のために生きたので、大きな「幸せ」がきました。
今日も、高知の桂浜に立って、日本を、世界を、見渡しています。