maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

「公」と「私」

誰かの役にたつのが「公」で、その反対が「私」ですね。

 

私は、「幸せ4倍の法則」、という言葉をつくりました。

 

誰かの役にたつと、「4つの幸せ」が起きます。

 

私が誰かの役にたつと、私は嬉しい気分です。これが、第1の幸せです。

 

そして、相手は喜びます。これが第2の幸せです。

 

そして、私に感謝してくれるので、うれしいです。これが第3の幸せです。

 

そして、私に感謝した相手は、嬉しい気分です。これが第4の幸せです。

 

私に2つの幸せがきて、相手にも2つの幸せがくる、合わせて「4つの幸せ」です。

 

そして当然、小さな役立ちには小さな幸せ、大きな役立ちには大きな幸せがきます。

 

ところが、役立つためには、まず私が「何か」をする必要があります。

 

普通、「あいさつ」すると、相手は喜びます。

 

すると、4つの小さな幸せが起きます。

 

しかし、私があいさつしなければ、小さな幸せさえもきません。

 

「私」、つまり自分だけのために生きるとき、1つの幸せもありません。

 

坂本龍馬は、日本のために、大いに役立ちましたが、そのためにたくさんのことをしました。

 

龍馬が土佐藩を脱出してからは、ほとんど「旅」する毎日でした。東西南北、要人たちを説得するために、ひたすら歩きました。普通の生活はありませんでした。

 

しかし龍馬は、大きな「公」のために生きたので、大きな「幸せ」がきました。

 

今日も、高知の桂浜に立って、日本を、世界を、見渡しています。