maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホといえば、「ひまわり」が有名ですね。

 

ゴッホは7枚の「ひまわり」を描き、その5枚目が、新宿の住友ビルにあります。

 

住友生命が、53億円で買ったそうです。

 

ゴッホが今生きていれば、億万長者ですね。しかし、生きている間に、絵は、1枚しか売れなかったそうです。

 

果たして、ゴッホは幸せだったのでしょうか。

 

ゴッホの人生を振り返ってみましょう。

 

37歳という若さで死んだのですね。

 

ゴッホは、オランダの牧師の家に生まれました。16歳の頃、画商「グービル商会」に勤めますが、7年後に解雇されます。その後、教師をしたり、聖職者を目指したりしますが、27歳の頃、画家になることを決意したようです。

 

ゴッホの画家としての活動は、亡くなるまでの10年間で、有名な作品は最後の2年間に描きました。

 

この10年間に、油絵860点、水彩画150点、素描1030点、など、2000点以上の作品を描きました。

 

しかし、売れたのは「赤い葡萄畑」1枚のみだったといわれます。

 

27歳のときに、ゴッホは、自分は「描く」人間である、と気がつき、その瞬間から、強い「力」に背中を押され、狂ったように描き続けました。売れませんでしたが、描きたいだけ描いたのでしょう。

 

存分に描いて、幸せだったと思います。