厳しいコース
日本でボギー・ペースで回る人は、アメリカでは、ダブル・ボギー・ペースも覚悟しなければならないでしょう。ゴルフの話です。
シアトルの、ある名門コースを回りましたが、難しかったです。
Par 4の右ドッグ・レッグ、380ヤード。ティーショットを200ヤードは飛ばさないと、ドッグ・レッグに届きません。曲がり角には、高さ15メートルの大木がそびえ立っています。したがい、180ヤードしか打てない僕は、セカンド・ショットを、9番アイアンで打ち、レッグを曲がるだけです。
そこからグリーンまではまだ150ヤード以上あり、たくさんのバンカーが待っていますから、3オンは容易ではなく、4オンになります。
ロス・アンジェルスでは、グリーンが難しくて有名なコースに行きました。なるほど、グリーンは目を錯覚させるような、複雑な傾斜の組み合わせになっており、右へ切れるはずが左へ、上りと思えば下り、の連続で、平均5パットはしました。スコア・カードを破りたくなりました。
駐在員がこのコースにお連れした偉いさんは、怒ってしまったそうです。
ボストンでは、全米オープンが終わったばかりのコースを見せてもらいました。最終ホールのグリーンですが、驚きました。僕の身長をはるかに上回る傾斜です。この傾斜で、どこに打ったらボールが止まるのか、と思いました。
松山英樹プロがアメリカのツアーで頑張っていますが、すごいことです。
並の選手なら、18ホール回っただけで、「神経」をやられ、後遺症に悩まされるでしょう。あのジャンボ尾崎も、アメリカのコースにはまったく刃が立ちませんでした。
アメリカの一流コース、それは厳しいです。