maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

ホスト・ファミリー

ニューヨークからボストンに着き、グレイハウンド・バスを降りると、ホスト・ファミリーのダディ(お父さん)と、僕と同年で長男のキャル(Calvin)が、

出迎えてくれました。

 

  高校3年の僕は、留学先のアメリカに着いたばかり。これから1年間、ホスト・ファミリーのバローズさん一家にお世話になります。

 

  1961年7月、生まれて初めて、宿題のない夏休みが、始まります。ボストンのお宅には寄らず、ダックスベリーのサマー・ハウスに直行です。

 

  お父さんは、ボストン大学付属病院の医師、長男のキャルは、9月から僕が寄宿するグロトン・スクールの同級生です。

 

  さて、40分ほど南へ走り、ケープ・コッドの北にある小さな町、ダックスベリーに着きました。

 

  マム(お母さん)、それから次男のビル(高校2年生)と握手しました。芝生の庭を、3人娘、長女のエレン(高校生)、次女のエミリー(中学生)、三女のセーラ(小学生)が走ってきます。

 

  賑やかな7人家族に僕が加わりました。お父さんは、夏休み。お母さんは、職業はなく、銅版画が趣味です。

 

  ダディは、僕たち男子3人のために、庭にDIYのバンガローを建てていました。完成間近で、僕もノコギリで板を切り、手伝いました。

 

  バローズ家は、初日から僕を家族として、暖かく迎え入れてくれました。この家族で良かったです。夕食では、ステーキの横に、ライスを添えてくれました。パラパラの外米でしたが、ここはアメリカです。

 

    明日は、ここから4kmのところにある、ダックスベリー・ビーチでバーベキューをするそうです。食事と団らんのあと、ベッドにもぐり込み、ぐっすり寝ました。