maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

2021年1月6日

今日は2020年12月29日、テレビのニュースはコロナ一色です。

 

一方、ネットのニュース、たとえばYouTubeでは、米大統領選挙の話題が依然として賑やかです。

 

来年1月6日に、米議会で今回の米大統領選挙の州別投票が集計され、そこで、次期大統領が正式に決定します。

 

今回の選挙の特長は、左翼の民主党バイデンが勝っても、右翼の共和党トランプが勝っても、大きな暴動が起きる危険があるということです。

 

左翼にも右翼にも、過激派がおり、いつでも暴力騒動を起こす危険があります。

 

さて、1月6日の、議会による当選者決定において、決定的な役割を演じるのがペンス副大統領だということが明らかになりました。

 

米議会のルールにより、副大統領が上院の議長であり、その議長は、不正な投票を「無効」とする権限を持っています。

 

今回の選挙は、12月14日に、バイデン306票、トランプ232票で、バイデンが勝利しました。しかし、ジョージア州ペンシルベニア州はじめ、合計6〜7の州で選挙違反が行われ、バイデン候補に有利に、トランプ候補に不利になったとの主張があります。訴訟もたくさん起こされています。

 

もしペンス副大統領が、問題の州の投票を無効とすれば、トランプが逆転し、当選しますので、責任重大です。

 

実際、1800年の大統領選挙で立候補していた、トーマス・ジェファーソン副大統領は、みずから、ある州の「投票」を「不正により無効」として拒否し、結果、自らが大統領に当選した、という事実があるそうです。

 

今回、どちらの候補が勝っても、「暴動」は避けられそうもなく、ペンス副大統領は大変な立場に立たされたようです。

 

これは、米国の歴史にのこる選挙になるでしょう。