トランプの再選シナリオ
バイデン候補の勝利が、2020年12月14日、正式に確定したと報道されました。
バイデンが全米で過半数の選挙人票を獲得したからです。
しかし、トランプ大統領はまだあきらめていない。
着々と、合法的に、再選へのシナリオを進めている。
僕には、どうしてもそう見えます。その理由を列挙します。
(1)敗北宣言せず
トランプはまだ敗北宣言をしていません。
あきらめたなら、12月14日に、敗北宣言をした筈です。
(2)緊急事態令
2年前に、不正選挙があった場合には、大統領は緊急事態を宣言できる、
という「大統領令」を制定しました。不正選挙とは、「外国からの介入」です。
(3)外国からの介入
11月に、アメリカ軍の特殊部隊は、ドイツのハンブルクにて、「外国からの介入」の証拠となる、サーバー(コンピュータ)を押収しました。
このコンピュータは、米CIAのものであり、押収の際、CIA側が1人、米軍が5人死亡したと報道されました。
(4)議会
2021年1月6日に、米議会で、選挙人票が集計されます。その責任者は、ペンス副大統領です。その場で、いくつかの激戦州で行われた、「二重の選挙人投票」が、波乱を呼ぶ可能性があります。これはある意味、州議会の抵抗です。
(5)軍の掌握
トランプは、国防長官を解任し、特殊部隊を腹心の国防長官代行の直属としました。
(6)人事
トランプは、国防総省、司法省などの人事を腹心の者で固め、「再選」への「決起」のシナリオを進めています。
(7)戒厳令
1月6日に議会で再選されなかった場合には、「戒厳令」を布く可能性があります。
以上の理由から、トランプは、「軍の出動」による、合法的な再選へのシナリオを進めていると見ます。