maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

「全体主義」

今回のアメリカ大統領選挙で、「電子開票機」により大がかりな不正が行われたと、一部の報道で話題になっています。

 そして、アメリカを始め、世界は「全体主義」に支配されつつある、との報道があります。

 「全体主義」とは、正確には何なのか、僕の電子辞書にある「ブリタニカ国際大百科事典」には下記のように書かれています。

 「個人の利益よりも全体の利益が優先し、全体に尽くすことによってのみ個人の利益が増進するという前提に基づいた政治体制で、一つのグループが絶対的な政治権力を全体、あるいは人民の名において独占するものをいう。

 歴史的にはナチス・ドイツファシスト・イタリアなどのファシズム政治体制があげられるが、スターリニズム毛沢東主義などを含むこともある。一党独裁政権の不誤謬性、議会民主主義の否定、表現の自由に対する弾圧、恐怖による警察政治、宣伝機関の独占、経済統制、軍国主義という共通点がある。

 20世紀に出現した現象であり、マスコミュニケーションと兵器の技術進歩によって、初めて可能となった。従来の専制政治と異なるのは、大義が強調され、そのもとに個人の生活全般にまで統制が行われる点である。」

 ここに書かれているように、全体主義というのは、「全体の利益のため」とは名ばかりで、「世界連帯主義」などの看板をかかげ、1握りの支配者が権力を握り、「好き放題」するために国民を「支配」「利用」することです。

 ナチス・ドイツヒトラーは、「全体主義」により、ドイツ、ヨーロッパ、世界を支配するという「権力欲」が第1だったようですが、現在の中国共産党習近平主席は、アメリカや世界を支配することにより「大儲け」しようと、「カネ」が最大の目当てのようです。

また、毛沢東よりも「偉大」な指導者として歴史に名を残したい、という名誉欲も非常に強いそうです。

 アメリカの政界、財界、マスコミにも、権力とカネが欲しい人がたくさんいますから、全体主義は大歓迎なのです。

 電子開票機を操作することにより、自分たちの好きなように、大統領を決め、法律をつくり、権力やカネを手にすることができます。さて、アメリカ、中国、世界はどうなるのでしょうか。