maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

恩人を忘れない

5月8日、台湾で、台湾の総統、副総統、首相が出席して、日本人の恩人を偲ぶ式典が行われました。

 

産経ネットニュースの記事です。

 

日本人の恩人とは、戦前、台湾南部の荒れ地を、豊かな農地に改良した「八田與一」のことです。

 

1人の外国人を偲ぶために、国のトップが3人揃って出席するとは、異例ですね。

 

式典が行われたのは、台南市の「八田與一」記念公園です。

 

ご存知の通り、日本は1895年から1945年の終戦まで、50年間、台湾を占領していました。八田與一は、日本現地政府(台湾総督府)の「技官」として、台湾南部にダムを建設し、灌漑を行い、広大な農地を開拓、結果豊かな米作地にしました。

 

台湾の教科書には、もちろん八田與一のことが書かれていますし、毎年、八田の命日には、記念公園で慰霊祭が行われます。

 

八田は、台湾で「神」として祀られています。この他にも、台湾を救ったとして、日本の軍人が神として祀られています。

 

僕も台湾に、1983年から5年間、台湾に駐在員として住みましたが、台湾の人は、日本と日本人を「台湾の恩人」として今でも、深く尊敬し、非常に好意を持っています。

 

確かに、日本は台湾を「近代化」しました。

 

まず、治安。そして、政治、行政、産業、教育、国土建設など、あらゆる面で近代化を行いました。それまで、貧しい後進国であった台湾が豊かな近代国家に向かって歩み始めたのです。

 

同時期に日本は韓国を占領し、台湾と同じように近代化したのですが、韓国人の一部は、韓国は日本の植民地として、日本に搾取されたと、今でも毎日「反日」運動に励んでいます。世界に向かって、「日本悪者」論を振りまいていますが、完全に歴史を歪曲しており、世界から笑われています。

 

欧米の歴史学者は、日本が占領していた国は、いずれも、近代国家として成長したと、日本を高く評価しています。

 

一言でいえば、韓国は「偽物」国家で、台湾は「正直」国家です。

 

どちらが良いかは、自明ですね。

 

日本も、これまでの歴史で、恩のある国々や人々があります。

 

恩を忘れないようにしましょう。