maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

日本は後進国

日本は今、後進国ですね。

 

今回のコロナのことでよくわかると思います。

 

最大の原因は、日本人は、「変化を嫌う」性格だからでしょう。

 

日本人は、何でも今まで通りにしておきたい、国民ですね。

その方が無難ですから。

 

変えると、失敗するかもしれない。

それを恐れるのです。

 

しかし、明治維新のように、何百年に1回、大変革をするときもありますが。

 

なぜ後進国かというと、まず、国民の収入が少ない。

本当は、もっともっと年収が増えて、もっと豊かな生活ができるはずです。

それができないでいるのは、能率が悪いからです。

 

1分でできることに、1時間かけている。

1回でできることを、3回もかけてやっている。

 

能率を良くするためには、「機械化」すれば良いのです。

 

日本でも、機械化は進んではいますが、スピードがすごくのろいのです。

1年でできることを、10年かけている。

 

今回、高齢者のコロナ・ワクチン接種の予約申し込みでも、電話申し込みが圧倒的に多く、それで電話回線が混み合い、全然つながらない。

ネットの方がずっと予約しやすい。

 

パソコンの家庭における普及率は韓国で80%なのに、日本では30%だそうです。

 

これは、政府と国民、両方に原因があります。

政府は、国の機械化、デジタル化をノロノロと行っている。

国の制度が時代遅れになっているのに、

 

一方、高齢者はパソコンやスマホでインターネットをしていません。

「新しいものは苦手で」と、デジタル化を敬遠して、アナログのままでいます。

 

諸外国では、新しいものでも、良いもの、必要なものは、すぐやります。

政府も、国民も。

 

デジタル化は、やればできます。

やらないから、できないのです。

 

コロナ・ワクチン接種も、「マイナンバー・カード」が普及していれば、ずいぶんスムーズに行くと思いますよ。

 

ワクチンの接種記録を、マイナンバー・カードに記録しておけば、すごく便利ですね。

 

病歴をマイナンバー・カードに記録しておけば、ワクチン注射の時の問診は不要で、素早く注射ができますね。

 

日本人は、大都会に住み、毎日1時間以上かけて、混雑した電車やバスで通勤し、残業して長時間働き、狭い家に住んで、有給休暇もあまり取れません。

 

給料も安く、貧しいのです。

 

デジタル化が進めば、大都会に住む必要はなくなり、地方に住んで、メールや電話で仕事ができるようになります。

 

仕事さえできれば、地方に住む方が絶対良いです。

 

土地や家賃は都会より安く、広い家に住めます。

自然に囲まれて生活できます。

どこに行くにも、クルマで10分です。駐車場は広く、無料です。

 

スーパー・マーケットを始め、大きな店もたくさんあり、東京と同じレベルの消費生活ができます。

 

なぜ、日本は後進国で、貧しく、不便なのか。

 

それは、「変化を恐れる」国民性だからでしょうね。

 

それ以外に考えられませんよ。

 

もったいない話です。

 

日本人は、世界でも、最も優秀で、勤勉な国民です。

それなのに、貧しい、不便な生活をしている。

ばかな話ですよね。

 

欧米はもとより、台湾や韓国の方が、デジタルが日本よりずっと進んでいます。

台湾も、韓国も、100年前に、日本が「近代化」を助けた国ではありませんか。

 

日本人は、何をやっているのか、と言いたいです。

 

やっと、「デジタル庁」ができるようですが、今後は、河野太郎氏を先頭に、政治家が目を覚まし、日本のデジタル化をリードして欲しいものです。