果敢かつ慎重に
ゴルフは、人生と、よく似ていると思います。
ゴルフには、2種類の「山や谷」がありますね。1つは、地形の「山や谷」、
もう1つは、スコアの「山や谷」です。人生にも「山や谷」があります。
人生も、ゴルフも「最後まで、諦めない」人が、良い結果を出しているようです。
ところが他にも、両者には重要な共通点があります。
最終ホールをボギーで上がれば、念願の「100を切れる」のに、ダブル・ボギーをたたき、100になってしまった、という話は良く聞きます。
僕も、最終ホールで、遠くへ飛ばそうと、気負ってティー・ショットしたら、大ダフリしてしまったり、あるいは、とにかくフェアウェイを外さないように、縮こまったスィングをしたら、スライスして、OBになった、という苦い経験もあります。
さて、パー4の最終ホール、なんとか2打で、グリーン近くまできました。残りは、30ヤードの打上げ、手前には大きなバンカーが口を開けています。うまく3オンして2パットでいけば、念願の「90台」で上がれます。
ここが正念場。ゴルフも人生も、楽はさせてくれませんね。
ビビってショートすればバンカーにつかまるし、オーバーすれば谷底へOBです。ここは、非常にメンタルが重要な場面です。
まず、「結果を気にしない」と自分に言い聞かせ、腹を決めます。しっかりスタンスをとり、上半身はリラックスさせ、ヘッド・アップしないように気をつけ、いさぎよく、1,2,3で振り抜くほかありません。
経験からすると、「逃げる」というか、消極的だと、良い結果が出にくいです。積極的に「攻める」ほうが、良い結果が出やすいようです。しかし、「無謀」なことをしては、大失敗します。綿密に準備し、謙虚かつ大胆に、攻めるのです。
歴史上、大仕事をした人は、「果敢」かつ「慎重」に、また「大胆」かつ「綿密」に
「攻めた」ようです。