ライカ・カメラ
「ライカ」カメラには、人を虜にする不思議な力があります。
2006年のある日、僕も虜になりました。
それから2年間、来る日も来る日も「ライカ」でした。
それまでの僕は、写真はデジカメで、記念と記録のために撮るだけでした。それが急に「ライカ」という、ドイツ製のカメラを持ち、毎日のように、あちこち出歩き、写真を撮るようになりました。
カメラは、もちろん中古で、「II f」と、「M3」の2台。レンズも2〜3本買いました。いずれも、何十年も前に製造されたものです。ライカに関する本や写真集も、たくさん買いました。全部で軽く100万円は使ったと思います。
何故急にそうなったのか、まったく原因不明です。夢を見た感じです。
ライカはドイツで小型カメラとして開発され、1925年に市販第1号の「A型」が発売されました。それから歴史は現在まで続き、最新の「M10」は、新品で100万円くらいします。
ライカは芸術品で、手に取ると手触りや重さに感動し、ファインダーを覗くと、被写体がクリアに見える美しさに感動し、シャッターを切れば、その感触と音に感動します。撮った写真には、独特の味があり、その美しさに感動します。
ライカは1台ずつ職人が組み立てる「作品」です。
今は、「II f」1台だけが残り、飾っています。見れば見るほど、美しいです。