コロナ後遺症
今日、2020年11月6日の「文春オンライン」から引用します。
[文春オンライン]
新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が止まらない。全世界の感染者は4,700万人、死者は120万人。特にアメリカでは感染者が1000万人に迫り、死者は23万人を超えた。インド、ブラジルでも感染者は増加・・フランス、スペイン、イギリスなどを中心に、・・「集中治療室が埋まりつつある」・・。
WHOは・・新型コロナウィルスの後遺症が・・「疲労感、咳、息切れ、肺や心臓を含む主要臓器の炎症と損傷、神経系や心理面での影響」を挙げた。
実際に感染し、幸運にも回復した世界的なウィルス学者ピーター・ピオット氏がその危険性を改めて警告する。(ピオット博士:ロンドン大学、衛生・熱帯医学大学院・学長)
「ひょっとして自分が新型コロナウィルス感染症にかかったのではないかと疑ったのは3月19日です。喉も痛くなく、咳も出ませんでした。息切れをしたわけでもありません。私の体に起こった変化はひどい頭痛でした。
まるでバスに追突されたような痛みで、少し熱が出ました。数日前から疲労感を感じていましたが、朝から晩まで仕事をしていたせいだろうと思っていたのです。
・・新型コロナウィルスの世界的な感染拡大がニュースになってからも私はかなりアクティブに動いていました。皮肉にも新型コロナウィルスについてあちこちで話をしていましたし、ほとんど毎晩誰かとディナーをとっていました。・・ウィルス学者の自分は感染しないと髙をくくっていたのです」
「・・緊急治療室に入院することになりました。・・1週間、酸素マスクをつけて、ただただ天井を見つめて過ごしました。もちろん見舞客は1人も許されません。」
幸運なことにピオット博士は回復し、1週間後、退院することができた。
「発症から4ヵ月経った今も、・・以前と違ってすぐに疲れてしまいます。・・今の状況からすると今後、何百万人もの人が後遺症に悩まされることになるでしょう」[文春オンライン]
「文藝春秋」11月号に、過度にワクチンに期待してはいけないと、ピオット博士が書いている「コロナに感染した『ウィルス学者』の悔恨」が掲載されています。
中国の武漢で新型コロナウィルスが発生してから1年近くになり、その間、ウィルスは大いに「変異」し、現在ヨーロッパ諸国で爆発的に感染しているウィルスも「新種」です。
インフルエンザと同様、ウィルスが変異しているので、予防ワクチンが効くとは限りません。
ピオット博士のように、回復しても後遺症が残る人が、日本にもたくさんいるそうです。
僕のように、高齢で心臓病をもっている者は、とにかく注意して、感染しないようにする必要があります。
「うつ」のときに経験した、あの「倦怠感」「疲労感」は、もう2度と経験したくありませんから。