maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

文集、人それぞれ

文集、本当に、人それぞれです。

 1ヶ月半か2ヶ月前に、私が文集をつくることを企画し、参加を表明したのが30名。

私と同期の人たちですから、皆77歳前後です。

 同期の人たちは、同じ飛行機で、半世紀以上前に高校生として米国に留学した仲間です。

 今日、2020年10月15日が、原稿の締切です。午後4時現在、30名のうち、まだ5名から原稿が届いていません。

 これまでに寄稿した25名の寄稿方法と、原稿の内容は本当に「人それぞれ」です。

 寄稿の方法は、以下のようです。

  • 手書きで、手紙として郵送してきた人。
  • 「ワード文書」の作り方がわからないからと、メール文で寄稿した人。
  • 原稿はメールで、写真は別途、郵送してきた人。
  • 原稿も写真もメールしてきて、写真は順番に原稿の中に挿入してくれという人。
  • 米国に住んでいて、娘さんと原稿を合作するとのこと。娘さんの英語の原稿は届いたものの、本人からの原稿がまだこない人。
  • 昨夜、つまり締切の前夜、寄稿の要領を聞いてきた人。

 

原稿の内容も、以下のように、多彩です。

  • 59年前の、留学したときの思い出を書いた人。
  • 留学先の高校の50周年クラス会に出席したときのことを書いた人。
  • 自作の「詩」や「和歌」を寄稿した人。
  • 自分のしてきたスポーツのことと、絵画作品の写真を寄稿した人。
  • 海外生活の思い出や現状を書いた人。

 昨年、他界した仲間の奥さんが、「天国のパパへ」という題で寄稿してくれました。伴侶を失うことがいかに淋しいか、読んでいるうちに涙がでました。

 S君は世界的に知られた「片頭痛」の専門家です。多忙だというので、著書の序文の一部を引用させてもらい、原稿としました。素人むけの素晴らしい本で、小説より面白いです。

 これから、編集・印刷・製本をしますが、文集をやって本当によかったです。今まで知らなかったことがたくさんわかりました。