maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

不思議な体験(3)

第1巻:スピーチ集の第1集と第2集で構成。

第2巻:同、第3集と第4集で構成。

第3巻:同、第5集と第6集で構成。

その代わり、安く出版するためには、製本用に、原稿を整えるテクニックが必要です。苦労しましたが、A4用紙を横向きにして、実際の本の見開きのように、右の頁に縦書きで1頁、左の頁にも1頁、というレイアウトができるようになりました。これができるまでに2〜3日徹夜しました。しかし、本を出版できると思うとうれしくて、つらくありませんでした。ただし、この面倒な入稿作業も、自動でやってくれる出版社、A社がみつかり、最終的に、A社から出版することになりました。

本は、アマゾンにより販売されます。紙の本です。注文後、早ければ3日程度で、皆さんのお手元に届くはずです。注文生産ですから、在庫がなくなることも、売れ残ることもない理屈です。

ということで、出版のメドが付き、今日、2020年5月10日、3ヶ月ぶりに「人間」に戻ることを許され、1日中マッタリしています。マッタリしながら、幸せな、不思議な気持ちで、この稿を書いています。

出版用の原稿は第3巻の半分まで、出来ているので、コロナに感染しなければ、第3巻まで、年内に出版できる見込です。

人生の終盤で、こういう日が来るとは、思ってもみませんでした。エッセイにも書きましたが、人生には、不思議なことが起こるものだと、感心しています。ある日、突然、「カチーン」とスウィッチが入ってしまい、あとはもう「夢中状態」で、自分でも何をやっているのかわかりませんでした。

自分には、お金を遺すことは出来そうもないので、何か、書いたものでも遺すか、と思ったのが5年ほど前です。それから、少しずつ書きためてきたのですが、全体のテーマも、文体も、構成、タイトルもはっきりせず、宙ぶらりんでしたが、それが2月20日に、すべて一度に即決しました。

テーマはいくつかありますが、そのうちの1つは、過去・現在において、日本という国、あるいは日本人が、世界との比較で、いかに素晴らしい存在であるか、をぜひ皆さんに知ってもらいたいと思いました。海外生活を経験すると、ほとんどの人は、日本・日本人がいかに素晴らしいか、分かります。

書いたものをプレゼントすると、相手から素晴らしい反応があります。たまたま、僕が俳句に関したことを書いたエッセイをプレゼントしたら、「僕が、同じ季語を使い、かつて城ヶ島で読んだ俳句です」と、関連する自作の俳句を書き送ってくれた友人がいます。こういう交流もあるのかと、感動しました。その友人とは、何回も居酒屋で2人で飲んだ仲ですが、俳句のことなど、1回も話題になったことはありません。

年賀状だけの友人からも、エッセイをプレゼントしたら、長い、興味深い手紙をもらいました。そして、彼の作品である、色鉛筆による花の絵まで、添えてありました。