maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

不思議な体験(2)

さて、3回目の徹夜が最近です。昨年、すなわち、2020年、2月20日頃に、「エッセイを書こう」と閃き、文体も、エッセイ集のタイトルも、目次も、すべて即決、書き始めました。A4サイズ1頁に、1話のエッセイです。

急に、何かに背中を押され、走り出した感じです。

エッセイ集のタイトルは「幻のショート・スピーチ集」です。エッセイは、短く、スピーチ形式で、しかも、実際にはすることのないスピーチなので、「幻」のショート・スピーチ集なわけです。

丁度、世の中は、コロナ・ショックで、STAY HOMEです。僕は、まさにSTAY HOMEし、昼も夜もエッセイを書きました。何か大きな力に背中を押され、寝る間もなく、書き続けました。寝るのは、明け方、1〜2時間、午後になって、昼寝を1〜2時間、という具合でした。

目は眠かったですが、精神は起きており、つらくありませんでした。

3月1日に第1集・31話を脱稿、市販の製本機を使い、自分で簡易製本し、恩師や従兄弟、知人、友人にプレゼントしました。3月13日に第2集・31話を完成、4月2日に第3集・31話、4月10日に第4集・31話、4月27日に第5集・31話を完成し、友人や知人にプレゼントしました。 

自分で書いていて楽しく、また読んだ方から、読みやすい、面白い、共通の経験があった、一気に読んだ、などの評価をいただきましたので、本にして、出版する気になりました。これがゴールデン・ウィークの直前です。

出版については、何一つ知識や経験がありませんでした。初めから商業出版するのは、無理とわかりました。すると、自費出版ですが、最初に軽く50万円くらいはかかりそうで、しかも一定期間後に売れ残った本は、自分が買い取らなければいけない、など、著者には不利な条件です。

他に安い方法はないものかと、ネットで調べ、試行錯誤しながら、やっと、「数万円」で出版できる出版方法と出版社がみつかり、あとは、表紙のレイアウトをプロに依頼して、その費用を払えば、早ければ6月に第1巻が出ます。そして出版されました。