maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

イチローに続け(1)

プロ野球の選手は、イチローと同じことをすれば、成功します。これは自信を持って言えます。

 

プロ野球でない、他のスポーツでも、あるいは、スポーツでなく、芸術やビジネスという、他の世界でも、イチローと同じことをすれば、成功するでしょう。

 

信念を曲げない。

イチローは、高校野球で非凡な選手として注目され、プロ野球の世界に入ります。しかし、当初のチーム監督は、イチローのいわゆる「振り子打法」を認めず、イチローはなかなか一軍で活躍することができないでいました。

 

イチローは、「フォームを直せ」と言われても直さず、「自分流」のフォームが最高だという信念を曲げなかったので、監督の「メニュー」からはずされたのです。

 

ここは難しいところですね。もし、「自分流」が間違っていたら、成功はできません。イチローが、自分流で成功したのは、子供時代から高校まで野球をして、自分で散々工夫し、これがじぶんの「ベスト・スウィング」だという自信があったのだと思います。

 

監督が替わり、新任の監督が、イチローにチャンスを与えたところ、大活躍が始まり、日本最高の、そして世界最高の打者への道が開けました。

 

スポーツ選手は、コーチや監督から、フォームを直せと、よく言われます。しかし、コーチや監督は、それぞれ違うことを言うことがあります。「自分流」を押しつけてくる人もあるでしょう。素直に従って、いろいろ変えているうちに、自分のフォームを忘れ、打てなくなる選手もいるようです。

 

しかし、コーチや監督に逆らえば、しかも打てなければ、起用してもらえません。芽が出なければ、わずか数年でクビです。

 

イチローのように、実力に裏付けられた信念を貫く人が、大成功します。1つのチームがだめなら、他のチームで活躍すれば良い、日本がダメなら、アメリカに行けば良いわけです。世界は「その人」をちゃんと見ています。