maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

中国 vs 日本

大きく捉えると、中国は「世界戦」、日本は「局地戦」が得意です。

 

今、中国は、「一帯一路」といって、中国=アジア=アフリカ=ヨーロッパを道路、鉄道や空路で結び、ビジネスを通じて、世界を制覇しようとしています。

 

一方、文化・政治面をみると、中国は「孔子学院」を世界中の大学に設置し、中国語や歴史を教えながら、「親中派」を育てています。資金は中国が出します。日本でも、20近い大学に孔子学院があります。アメリカは、孔子学院の真の目的に気づき、強制的な閉鎖を進めています。

 

一方中国は、研究者や大学が「お金に弱い」という点を、利用しています。世界の大学や研究所に巨額の研究資金を投入し、「中国に役に立つ」研究をさせています。現に、米国の著名な学者が、中国から「裏金」をもらい、研究していたことが判明し、処分されました。近年米国で、中国を批判する論文が少ない、という報道があります。

 

一方、日本は、目の前の問題に対処するのが精一杯で、「局地戦」をしています。自衛隊護衛艦1隻と戦闘機1機が中国の1隻・1機と闘えば、自衛隊が勝つと思いますが、中国はすでに尖閣諸島の日本領海をほぼ「自由航行」し、

また東シナ海を東南アジア諸国から奪い、「中国の領海」にしようとしています。

 

しかし、中国にも弱点があります。

  • 中国人は、自分個人の利益になることしかしない。

 負け戦になったら、兵隊はすぐ敗走・脱走する。

  • 中国人は、賄賂で動く。

 中国人にとり、「賄賂」は当然の習慣で、社会全体にはびこり、「過ぎる」と、そのツケが来る。

しかし、独裁政権は一夜にして倒れる。

 

  中国の正反対であることが、日本の強みでしょう。.