maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

ゴルフの勝ち方

僕はゴルフのプライベート・コンペで、たくさん優勝しました。

 

自己流でしたが、良く勝ちました。

 

ゴルフ・コンペの成績は技術とメンタルに分かれますね。

 

まず、メンタル。

 

1ラウンド18ホールという長丁場、いろいろなことが起きますよ。

 

攻めるか、守るか、迷いながら、1ラウンドするわけです。

 

次のショットを、攻めるか、守るか、どちらにするかによって、結果は大きく変わります。

 

どちらかに決めるには、たくさんの要素を合わせて、検討します。

 

自分が今いる場所は、どこか。フェアウェイの真ん中にいるか、左右どちらかのラフに

いるか、林の中にいるか、です。

風向きは、無風か、向かい風か、追い風か、左からか、右からか、です。

打っていく先は、広いか、狭いか、真っ直ぐか、左右に曲がっているか。

グリーンを狙う場合は、距離はどれほどか、上りか下りか、バンカーはあるか、池はあるか。

今日の自分の調子はどうか。

 

などを総合的に考えて、攻めるか守るか、どの方向に打つかを決めます。

 

大体「守る」方が良い結果が出るようです。

 

ゴルフは、1ホールを終わるまでに、1度失敗しても、挽回のチャンスが何度もあります。

だから、失敗しても、あまり落ち込んだり、焦ったりする必要はありません。

 

例えば、パー4のホールの場合。

普通、素人は、ボギーの5で上がれば良く、パーの4なら、上出来、ダブルボギーの6なら少し失敗、というところですね。

 

ティーショットを林の中に打ち込んだとしましょう。

この場合、林の中から、安全に脱出することがベストです。

安全を取るか、少しでもグリーンに近い方向に、危険を犯して打つか。

木と木の広い空間からフェアウェイに打ち出すのがベストです。

たとえ、真横であっても。

少しでもグリーンに近い方へ、木と木の狭い空間を狙って打ったら、球が木にぶつかって、ますます林の奥に入ってしまうことがあります。

 

さあ、第2打で、フェアウェイの真ん中に打ち出しました。

そこからグリーンまでは、まだ距離があり、池やバンカーがありますから、無理せず、安全なクラブで、グリーンの手前まで打ちましょう。

 

さあ次は第4打です。

もうグリーンは近いので、9番アイアンか、ピッチング・ウェッジです。

力まず、グリーンに乗せましょう。

 

次のパットは第5打です。

もしこのパットが入れば、ボギーの5ですから、上々のできです。

ティーショットを林に入れたので、パーはとても無理、ボギーで満足しましょう。

もし入らなくても、ダブルボギーの6ですから、あとで挽回できます。

 

このホール、もし林の中で無理をしていたら、失敗して、林の中でさらに1打か2打損して、ダブルボギーの6どころか、トリプルボギーの7を叩いていたかもしれませんね。

 

それから、グリーンまでまだ距離があり、しかも池やバンカーがある場合、無理して大きなクラブで冒険すると、池やバンカーに捕まり、トリプルボギーかそれ以上を叩く危険があります。

 

ここでは、自分の実力以上のことをしようとしないことです。

 

攻める場合も、自分の実力以上のことをしようとしないことです。

実力以上のことができるのは、100回に1回でしょうから、そんなことをしていては、コンペに優勝することはできませんね。

 

メンタルをまとめると:

1。ゴルフは1打失敗しても、挽回のチャンスが何回もある。

2。安全策でいく。

3。自分の実力以上の「冒険」をしない。

 

技術面では、

1。力まないこと。

2。良い練習をすること。

 

ゴルフは、他のスポーツと同様に、力んではダメです。

世界一流のゴルフ選手の練習をすぐ近くで見たのですが、ショットに全く力が入っていないように見えます。それでも、打球は矢のように、遠くへ飛んで行きます。

プロは、卵を掴むくらいの力でグリップせよと言っています。

力むと、大ダフリをして、地面を打ってしまい、球は30cmしか動かない、という惨めなことになります。

また、力むと、球が左右に曲がってしまいます。

 

良い練習とは。

練習場で、バンカーショットの練習をしてましょう。

普通のマットの上で、サンドウェッジで打てば、バンカーショットの練習ができます。

グリーンから1打で脱出できない人が多いです。

これでは、コンペに優勝できません。

 

それから家で、パットの練習を練習します。

僕は、じゅうたんの上に丸い、丸い、紙のコースターを置き、2〜3メートルから何時間も練習しました。

僕の経験では、家で練習すると、本番で、1パットでどんどん入ります。

1パットのおかげで、ハーフを39で回ったことがあります。

 

それから、練習場では、いろいろなクラブを練習しましょう。

上手な人を見ていると、まず9番アイアンやピッチングで、アプローチショットを念入りにします。

それから、7番アイアン、5番アイアン、それからスプーン、最後にドライバーです。

ドライバーばかり振り回している人がいますが、あれではコンペで優勝できません。

 

そして僕は、バンカーショットも練習します。

 

コンペで優勝しましょう。

 

普通の素人が1ラウンド90で回れば、いいですよね。

 

全ホールをボギーで回れば、90です。

 

1ラウンドの中には、パーもダブルボギーもあるので、平均してボギーなら90です。

 

私たちの周りの普通の素人なら、90で回る人は少ないでしょう。

皆、良い練習をしていないか、本番で冒険をするからです。

 

良い練習をして、本番で安全策で、冒険をしなければ、90あるいは、悪くても92〜93で回れるはずです。

 

これなら、コンペで優勝か、入賞できます。

コンペは、ハンディキャップが少なくても、スコアの良い人が優勝できるようになっています。

 

優勝しましょう。