1週間徹夜
1週間、徹夜しました。
「夢中」になると、「超能力」が出るようです。
大学3年生のとき、ゼミナールの研究成果を展示する三田祭が迫り、近くの寺に部屋を借りて皆で泊まりこみ、1週間、夢中で準備しました。
10数人で、分担を決め、日夜、参考書を読み、統計を分析し、議論しました。
その中で、1週間、まったく寝なかったのは、僕を含めて数名だったと思います。
若さと、「やるしかない」という緊迫感で、できたのだと思います。
三田祭の朝、ようやく展示を貼り終えたときには、もう来場者が部屋に入ってきていました!
それから寺に帰り、朝から皆で眠りこけ、起きたら翌日の夕方でした。
もう1つ、良く覚えているのは、会社時代に、大きな契約を担当し、毎晩、
終電まで残業、週末も出勤、という過酷な生活を3ヶ月続けたことがあります。
鎌倉から横須賀線で東京に通っていましたが、週末に出勤したとき寝過ごし、電車は東京で折り返し、目が醒めたら、戸塚まで戻っていた、ということもありました。もし今のように、横須賀線=総武線だったら、千葉の先まで、行っていたと思います。
想像を絶する疲労でしたが、会社に入ると、シャキッとし、毎日終電まで仕事をしました。残業代の方が、本給よりも多かったです。
この凄まじい残業が部長に評価され、契約もうまくいき、「課長」に昇進しました。「働き方改革」とは、ほど遠い世界ですね。
了
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