maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

遠山正瑛氏のキーワード

「夢をもつ」

28歳で中国・内モンゴルに行き、農地が砂漠化するのを見た遠山氏は、

「この砂漠を緑の農地に戻す」という夢をもちます。

そして、生涯その夢を追い続け、実現しました。

 

「あきらめない」

遠山氏ほど、数多くの悲劇、困難に見舞われた人も珍しいと思います。

砂漠に苗木を植えたら、日本人スパイと疑われ、苗木を全滅させられ、

あるいは、植えた「葛」(くず)をすべて山羊に食べられ、

せっかく植えたポプラ100万本の苗木が、すべて洪水で流され、

それでもあきらめませんでした。

 

「公」

遠山氏は、砂漠の緑化事業を、自分の利益のためにしたのではありません。

農地を失った内モンゴルの人々のために、

「私」ではなく「公」の目的のために、働きました。

 

「与える」

ボランティアで、半生をかけ、自分のすべてを内モンゴルの人々に与えました。

与えることは、最高の幸せです。

 

「信念」

砂漠にも必ず水脈がある。

その水を利用して緑化すれば、かならず農地になる、

という「信念」を、一生貫きました。

 

「耐える」

内モンゴルの人々を助けるという、「公」の夢があったので、

いかなる苦労にも耐えることができました。