maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

照の富士のキーワード

大関照ノ富士」の復活物語には、いくつもの

「幸せ」のキーワードが入っています。

 

「助っ人」

どん底まで落ち、心身ともにガタガタになったとき、

師匠である、親方の助けがありました。

照の富士は何度も、引退を申し出ましたが、

「もう1度やってみろ」という親方の言葉がありました。

人には必ず「助っ人」がいます。

 

「捨て身」

照ノ富士は、怪我や病気を克服し、再スタートしました。

捨て身です。これ以上失うものはありません。

背水の陣、これでダメなら引退です。

そのとき、何か「強い力」が照の富士の背中を押しました。

背中を押されながら、破竹の勢いでカムバックします。

 

「目標」

照の富士は、「大関」にカムバックするという目標を立てました。

1度落ちた人が、再び、心身を鍛え直し、けいこを積む。

相手は、生きのよい若者たちですから、

想像を絶する苦労をしたと思います。

それでも耐えることができたのは、「目標」が、「夢」が

あったからでしょう。

 

「感謝・恩返し」

照の富士は2年半ぶりに、幕内に返り咲き、

いきなり優勝して、復活しました。

これで横綱のいない千秋楽を大いに盛り上げました。

優勝インタビューで、親方や、応援してくれた人々に対する

感謝と恩返しの気持ちを口にしました。

これを忘れなければ、幸せは続くと思います。