maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

こもれびと

今朝、夢をみていて、「こもれびと(人)」という言葉がでてきたところで、

目が醒めました。

 

新訳聖書時代の夢をみていたようです。

 

「こもれびと」とは誰でしょうか。もちろん僕も聞いたことがありません。

 

夢の続きをみようとしましたが、失敗し、あきらめて、起き出しました。

 

これを書いたのは、2020年3月14日、朝4時過ぎです。

 

半分眠っている頭に、「こもれびと」とは、「木洩れ日の中を歩く人か」など、冗談が浮かびます。

 

 

何気なく、スマホ辞書で「こもれび」を引いてみました。「木漏れ日」「木洩れ日」両方あります。僕は、「木洩れ陽」の方が感じが出るのではないかと思い、そちらも引きましたが、何も出ませんでした。

 

「木洩れ日」の意味はもちろん、「木の葉や枝の間から漏れて差し込んでくる日光」とありますが、例文として、北原白秋の短歌が載っています。

 

「青苔に染(し)みうつくしき斑照(はだらで)りこの木洩れ日は幾時あらむ」『白南風』

 

ネットで見ると、白秋は自身の短歌集『白南風』について、こう書いています。

 

「白南風は送梅の風なり。白光にして雲霧昴騰し、時によりて些か小雨を雜ゆ。・・・「我が短歌に念持するところのもの、即ち古來の定型にして、他奇なし。ただ僅かに我が歌調を這個の中に築かむとするのみ。」

 

言葉は難しいけれど、意味は推しはかれます。漢文は高校時代にY先生から習いました。大らかな、良い先生でした。

 

「こもれびと」とは、誰なのか、いまだにわかりません。