maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

国力の差

コロナ・ワクチン対応で、国力の差がはっきり出ていますね。

 

アメリカは、やはり圧倒的な国力を発揮しています。

今や、アメリカの街のあちこちで、誰でも、いつでもワクチンの接種ができる状態です。

国民の半数はワクチンを打ち終わり、今や、国民の3割を占める、ワクチンを打ちたくない人に打たせるために、ドーナッツを配ったり、高額の宝くじを用意したり、あの手この手を使っています。

 

イギリスも、衰えたとはいえ、ワクチンでは、国力を発揮しています。

中国やロシアもワクチンを製造しています。

 

それに対し日本は、ようやくワクチンが少しずつ外国から入荷し始め、65歳以上の高齢者には、何とか夏までに接種が完了する予定、という状態です。

しかし接種予約の電話はつながらず、インターネットでも、繋がりにくい状態で、何時間、あるいは何日もかけてようやく予約ができるという状態です。

 

65歳以下の人、さらに若い人、そして、国民の大多数が摂取できるのは、年内か、それとも来年になるのか、という状態です。

 

日本の総合的な国力が出ています。

 

ワクチンの製造は大変で、そこに国力が出ます。

 

今後、ワクチンは、そしてあらゆる薬品は、日本の安全保障を左右する重要な品目ですから、日本はぜひ製造できなければいけませんよ。

 

ワクチンや薬品の製造には、多額の資金がかかり、失敗するリスクも大きいので、政府の対応が必要でしょう。

 

それから、有事のときは、政府が国民の私権を制限することが必要だと思います。

 

アメリカが作った日本の憲法は、戦後70年余り、一言も改訂されておらず、国民の私権は一切制限してはいけない、ということになっているので、有事の時に、国は動きが取れません。

 

今回のコロナでも、欧米諸国は、ロックダウン(都市封鎖)を行いましたが、日本では、憲法により、それができません。情けない状態です。

 

国力を高めるためには、資金が必要です。その資金を生み出すには、国全体の能率、つまり生産性を高める必要があります。

 

3人かかっていた仕事を、1人でするのです。

3時間かかっていた仕事を、1時間でするのです。

そうすれば、「富」ができます。

その「富」が日本の国力を高めます。

 

これまでのやり方を変えればできます。

 

そうすれば日本は豊かな国になり、国力が上がります。

 

大変でも、これまでのやり方を変えなければなりませんね。

 

やらないと、日本の将来は明るくありません。