白人はえらい?
白人はえらいのですかね。
言えることは、ともかく、白人は「えらくないと気が済まない」ということです。
かつて、日本の水泳選手がすごく速くて、オリンピックで優勝したことがありますが、そうしたら、次のオリンピックでは、日本選手に不利になるようにルールが変更され、日本はしばらく勝てなくなってしまいました。
白人はスポーツでも一番でないと気に入らないのですね。
今でも、白人社会には、根強い人種差別があることは間違いないです。
白人の中には、アジア人や黒人よりもえらいと思っている人がまだまだいます。
アメリカやオーストラリアに住んだことがありますが、すごい「階級社会」です。
普段は、人種差別を意識しない白人も、いざとなると、根底にある人種差別意識がでてくることがあります。
しかし一方、白人には、実際、えらいところもたくさんありますね。反面、勘違いしているところもあります。
有名な数学者で作家でもある藤原正彦氏は次のようなことを書いています。
アメリカの大学の教授が学生に「日本は模倣で発展した」と言いました。たしかに、日本は中国の漢字を取り入れ、朝鮮の陶工を連れてきたり、インドの仏教を取り入れ、西洋の先進文明を取り入れてきました。
しかし、アメリカ文化はヨーロッパ文化を模倣することからスタートしたのです。
そのヨーロッパ文化も、数学や数字は、ギリシャ、アラビア、エジプト、バビロニアなどを模倣しました。
そして、ゴッホ、モネ、セザンヌからピカソまで、日本の浮世絵の手法を模倣し、マイセンやウェッジウッドは、伊万里や柿右衛門を模倣しました。
白人も、日本は「模倣の文化」なんて言えないですね。