maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

グレン・ミラーのキーワード

「あいまいな夢」

グレンは、学生時代から、将来音楽家になり、

「自分のサウンド」を見つける、と決めていました。

しかし、その音がどういう音か、まだわかりません。

いつかそれを見つける、というのです。

 

「夢」はこのように、「漠然とした」夢でもいいのです。

 

私の場合は、「このままでは終わりたくない」

「何か自分にできることがあるはずだ」

という、夢とさえ言えないようなものでした。

 

スーパー・ボランティアである尾畠春夫さんのように、

中学生のときから、ハッキリした夢をもち、

苦労しながらも、しっかり達成した人もいれば、

私のように、77歳になるまで、

自分の「夢」が何であるかさえわからない人もいます。

人それぞれです。それが当然です。何の問題もありません。

 

「応援団」

グレンには、内助の功がありました。

場末のバンドでトロンボーンを吹いていたグレンに、

ある日奥さんが、「あなたの夢はどうしたの?」と迫ります。

グレンは、覚醒し、夢のサウンドを求めて、

再び作曲の勉強を始めます。

奥さんは、自分のへそくりを出して、

グレンが自分のバンドをつくるのを助けます。

そしてグレンはある日、偶然「夢のサウンド」を見つけます。

そして、一夜にしてブレイクしました。

幸せになった人には、応援団がいます。

伴侶であったり、親、家族、恩師、師匠、友人、知人などです。

そして、応援してくれた人々に感謝すると、

ますます幸せになります。