maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

尾畠さんのキーワード(2)

「ひらめき」

65歳になった尾畠さんは、計画通り、

魚屋をやめます。

そして、四国八十八カ所のお遍路に出ます。

途中、沿道の人々から「お接待」をされ、感動し、

その瞬間、「ひらめき」があり、自分のいく道を決めます。

 

そして、魚屋をたたみ、ボランティア人生を始めます。

「ひらめき」を得て、すぐ行動に移したことが

尾畠さんのすごいところです。

 

収入は、国民年金のみになり、激減しましたが、

尾畠さんは、災害にあった人たちのために

ボランティア活動をしています。

 

「背中を押される」

尾畠さんは、ボランティア人生に入ることを

頭で考えて決めたのではなく、

四国巡礼の途中で「ひらめき」があり、次の瞬間、

「強い力」に背中を押されるように、

行動していました。

尾畠さんは、自分に正直に従いました。

 

ある人が、尾畠さんは「お手本だ」とSNSに書いています。

尾畠さんのキーワードの中ですぐに真似できないのは、

「背中を押される」です。

これが幸せの瞬間なのですが、

いつ押されるか、わかりません。

私の場合は、77歳で押されました。

 

夢をもっていれば、

必ず背中を押されるときがくることは、

多くの実例が証明しています。