maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

オイスター・キルパトリック

    シドニー駐在員時代に食べた、オイスター・キルパトリック(Oysters Kilpatrick)は、実に美味でした。シドニー湾を見下ろす、あるレストランでは、その料理を看板メニューにしています。伝統的な英国料理のようです。

 

  バーベキューした牡蠣の上に、炒めてから小さく切ったベーコンを乗せるのですが、牡蠣の甘さとベーコンの塩味が良くマッチし、レモンをかけると、さらに味が引き立ちました。

 

  シドニーでは、牡蠣のほかに、巨大なクレイ・フィッシュ(Clay fish)が美味しかったです。日本の伊勢エビですが、大きさが2〜3倍あります。ハサミがないので、ロブスターではありません。

 

  良く行くレストランで、蒸したり、焼いたりしたクレイ・フィッシュを食べましたが、僕の上司のK氏がシェフに、刺身をわさび醤油で食べると美味しいことを教え、それからは、刺身も人気メニューになりました。

 

  美しいシドニー湾に面して、海鮮のレストランがたくさんありました。

 

  シドニー湾といえば、湾を描いた、ジグソー・パズルをつくりました。たしか1,000ピースだったと思います。

 

パズルは初めてで、ピースが多かったので、大変でした。夢中になり、会社を1日休んでしまったほどです。

 

完成したら、絵がとても美しかったので、義母にも見せてあげようと、パズルを全部バラシ、箱に入れ直して、日本に送りました。

 

熱中するタイプの義母は、夢中で取り組み、数日後に完成したのですが、どうしても、1ピース足りず、そこだけ小さな穴があき、悔しがりました。

 

翌年、僕がメルボルンに転勤するとき、そのピースが、ベッドの下からでて来ました!もちろん、すぐ封筒に入れ、謝罪文とともに、日本に送りました。