maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

熊に注意

昨日、2020年10月26日、富士五湖の西湖近くにある「野鳥の森公園」に行ったら、「10月20日に熊を目撃したので注意」という立て札がありました。

 今年は、餌のどんぐりが少なく、熊がお腹をすかして、人間のいるところに出没しています。

 あちこちの町に熊が出て、人が襲われ、怪我する事件もおきています。

 先日ある町で、住人が、家の戸を開けたら、目の前に熊がいて、襲われました。

 町に、猪や鹿や猿が出没すると、警官や町の人が総出で「捕り物」をしますが、何時間たっても捕まりません。

 それから、京都の嵐山では、桂川の河原にたくさんの野犬が群れをなしており、人間を威嚇したりしています。餌を与える人もいるようです。

 どうもよく分からないのは、これらの迷惑動物に対する、行政の対応です。人間が迷惑し、危害を加えられているのに、生ぬるい対応しかやっていないように感じます。

 山からきた動物には、警官が「麻酔銃」をポンと撃ち、眠らせて山奥に返す。野犬だったら、麻酔銃で眠っているうちに保健所に保護し、一定期間後に薬殺する。これでどうでしょうか。

 動物は、1度人間に怖い目にあうと、2度と近づかないといいますから、何か怖い目にあわせることも良いのです。

 日光や箱根の猿軍団は、今どうしているのか、最近はニュースでやらないので、わかりませんが、人間に飛びかかり、手から食べ物を奪い取るなど、言語道断です。

 「動物愛護」には賛成ですが、人間に危害を与える場合は、人間を守ることを最優先に、すぐに対策を講じるべきです。この点、これまでの行政の対応には、納得できません。

 せっかく菅内閣が、これまでの悪い前例は改革する、という方針のようですから、小泉環境大臣あたりに、ぜひ、「迷惑動物」に対するルールをつくって欲しいものです。

 鹿や猿や猪が畑を荒らすのは、今やもう当たり前。さらに、ブドウ、梨、米、豚などが畑や畜舎から盗まれるのも珍しくなくなりました。

お人好しでのろまな日本人に、「目を醒ませ」と言いたいです。