maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

ロボットの時代

これから、人工知能をもったロボットの時代になります。

急速に進化しつつある人工知能の情報分析能力は、人間より優れています。

 アメリカには巨大な投資会社がいくつもありますが、株の売買をしているのは、「人工知能」つまり、「ロボット」だそうです。「人工知能」が膨大な、あらゆる情報を分析し、どの株を買い、どの株を売るか判断し、利益をあげているのです。

 将棋の世界で、今や、普通のプロ棋士では、「ロボット棋士」に勝てないようです。ロボットは、何億という指し手を瞬時に検討し、ベストの手を指します。

 回転寿司では、今後、店に入ってから、食べて、会計し、出るまで、人間の従業員に会うことがなくなるでしょう。今でも、店に入ると、ロボットにテーブル番号を案内されます。席につき、メニューの画面を見ながら注文し、帰りにはレジで自動精算です。

 離島のクリニックの先生は、「ロボット」になります。東京のえらい先生が、「リモート」で、ロボットを操り、診察させ、場合により、手術もさせます。

 ロボットには給料が要りませんから、すべてのコストが安くなります。

 今の日本では、人件費が高いために、日本製のものは「高い」ですが、今後、ロボットがつくるようになれば、ずっと安くなるでしょう。

 日本人は、精密な機械をつくることが非常に得意ですから、優秀な人工知能やロボットをつくることができます。すでに、やっています。

 その意味で、これから、日本が大活躍する時代がきます。

 大学の授業も、よくある「無能教師」ではなく、リモートで、予備校の先生のような、超優秀な「ロボット先生」になるでしょう。

農作業も、99パーセントはロボットがするようになります。

せっかくの収穫が泥棒に盗まれないように、24時間監視するのも、ロボットです。

 仕事はロボットにまかせ、人間は、「創造力」という人間らしい能力を発揮する時代が目の前にきています。