maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

菅総理

安倍政権の官房長官だった、菅義偉さんが、昨日自民党の総裁に選ばれました。

そして明日、2020年9月16日、菅総理が誕生します。

 

ここ数日の菅さんの話しの中で、非常に目立つ言葉があります。

それは、自身が、地方の農家の出身で、裸一貫で政界に飛び込み、

総理総裁にまでなった、ということです。

 

自民党は、幹部を初めとして、二世、三世が多いです。

地盤や看板を引き継ぐというのは、非常に有利です。

しかし、菅さんは、裸一貫、日本の政界でも、やれば出来る、

何でもやれば出来る、ということを盛んに強調しています。

世襲議員に対する痛烈な批判といえます。

 

その叩き上げの菅さんが、世襲議員たちの中で、

これからどれだけやれるか、注目です。

 

今の日本の首相は、その一言一句が、世界に報道されます。

日本は今や、世界のリーダーの一員で、私たちが思っている以上に、

世界から注目されています。

安倍さんのおかげで、そのようになりました。

 

世界から見向きもされなかった、一昔前の日本の首相とは全然違い、

菅首相の国際的な重圧は大変なものだと思います。

 

今、中共中国共産党)が世界制覇を企み、「やり過ぎ」の状態で、

自由主義諸国、つまり、欧米諸国から非難されています。

アメリカは、すでに、中共に対し、厳しい経済制裁を行っており、

議会では、中共を「違法国家」とする法律をつくり、

戦争の準備ができています。

中共が1発撃てば、即戦争です。

 

太平洋戦争の前の日本に対するより、もっと厳しいです。

日本の場合は、アメリカへの移民を禁止され、

アメリカから日本への石油や鉄の供給を止められました。

しかし、議会で「違法国家」というレッテルは貼られなかったと思います。

 

ヨーロッパ諸国も、完全に「反中共」に変わりました。

中共とのビジネスを最優先していたイタリアやドイツさえも、

中共の「人権侵害」を批判しています。

 

中共は、完全に、間違えました。

経済的に世界を支配するだけなら、ヨーロッパ諸国は許容したかも

しれませんが、「人権」侵害は駄目です。

ヨーロッパ諸国は、何より「人権」に敏感です。

先進国だからです。

 

残念ながら、中共は、先進国ではありません。

「人権」が非常に制限されており、共産党のやりたい放題です。

共産党は、気に入らない人間は、すぐに投獄します。

共産党は、憲法よりも上位です。神より上位です。

 

中共は、ヨーロッパ諸国の「人権」も制限しようとしました。

ヨーロッパ諸国が、中共による「ウィグル」や「香港」での人権侵害を

非難すると、中共はこれを「内政干渉」とやり返しました。

自由国家の「言論の自由」を制限しようとしたわけです。

 

人権後進国」である中共が、世界を支配しようとしたので、

それではたまらぬと、ヨーロッパ諸国が立ち上がったのです。

 

チェコ上院議長が台湾を訪問しようとすると、中共から「行くな」と

「脅迫」され、それが原因で急死されました。

チェコが怒るのも無理はありません。

そして、新たな上院議長が「台湾」を訪問し、中共と決別しました。

 

中共は、間違えました。

今や、世界を敵に回してしまいました。

 

その中で、日本は、中共包囲網の重要なメンバーです。

今の習近平体制が崩壊するまで、日本をどのように舵取りするか、

コロナをいかに収め、経済を再生させるか、菅さんの力が試されます。

 

駄目なら、来年9月に、任期切れ交代です。

菅内閣外務大臣は、重要です。

河野太郎さんが適任と思いますが。