maboroshispeechのブログ

スピーチ形式のエッセイ

イチローのキーワード

「信念」

イチローは子供の頃から、野球について良く研究し、練習し、試合で技を磨いていました。プロの世界に入り、監督から嫌われ、干されても、動じることなく、自分の打撃フォームを変えませんでした。自分は正しいという「信念」があり、自信があったからです。

 

監督やコーチは、技術について、皆言うことが違います。それをいちいち素直に聞いて、フォームがおかしくなり、野球をやめていく選手がたくさんいます。イチローは、自分のフォームが「これがベスト」だと自信をもっていたので、迷わず、崩れませんでした。

 

監督から干され、試合に出られないかもしれない、という「リスク」を冒しても、自分の信念を通したということは、多くの成功者に共通します。

 

「野球一筋」

イチローは、野球のために良いことは行い、悪いことはしませんでした。

 

飲みに誘われても、翌日ゲームがあれば、断るでしょう。つき合いの悪い奴、ということでいやな思いもしたと思います。しかし、イチローは、迷わず、自分の道をいきました。

 

そして、朝、カレーを食べた日に、良い成績が出たと思えば、それからは毎朝でもカレーを食べました。

 

スター・プレーヤーになっても、おごらず、さぼらず、黙々とルーティンを守り、誰よりも早く球場に来て、外野で柔軟体操とランニングをし、試合に備えました。おかげで、誰よりも速く走り、内野安打を稼ぎ、矢のような球を外野からホームに返し、走者を刺しました。

 

人が見ていても、いなくても、「真面目に」やりました。自分のファイン・プレーを見て、観客が「感動」することがイチローの喜びであり、夢でした。ファン第一でした。

 

大リーグは、イチローの活躍により大いに盛り上がり、観客はイチローのファイン・プレーに対し、数えきれないほどのスタンディング・オベーションで応えました。

 

イチローは引退する前、マリナーズ球団から、若手選手のお手本として、プロ野球選手としてのあり方を、アドバイスして欲しいと頼まれたほどです。

人物・イチロー

プロ野球イチローは、「スーパー幸せ」な人だと思いますね。

 

イチローは子供の頃から野球が好きで、日本のプロ野球選手として大活躍し、

それからアメリカに渡り、大リーグの選手として大活躍。

年間安打数の世界記録までつくりました。

 

そして、50歳近くまで現役を通し、引退試合は日本で行われました。

 

大リーグで巨額の年俸を得て、一部は年金として受け取るので、

今後も毎年、高額の収入があるようです。

 

イチローには学ぶべき点がたくさんあります。

 

高校を卒業して、プロ野球に入ったときの監督は

イチロー独特の「振り子打法」を認めてくれず、なかなか1軍に上がれませんでした。

 

しかしそれでも、イチローは自分の「打法」を変えようとしませんでした。

 

そして監督が交代すると、新監督はイチローを高く評価し、1軍に上げ、

どんどん試合に出しました。

 

ここからイチローの快進撃が始まります。日本新記録をいくつもつくり、

日本最高のバッターになります。

 

日本で大成功したイチローは、アメリカに渡り、「大リーガー」になります。

 

シアトル「マリナーズ」の中心バッターとして、年間最多安打の大リーグ記録、

つまり「世界記録」をつくります。守備でも、外野からの矢のような返球で、

多くのランナーを刺しました。

 

そして、大リーグで最も伝統あるチーム、ニューヨーク「ヤンキース」でもプレイし、引退前には、再びシアトル・マリナーズに迎えられ、日本で引退試合という栄誉を受けました。

 

イチローの大活躍の基礎には、「イチロー哲学」があります。

 

その「哲学」には、幸せのキーワードがたくさん詰まっていると思います。

人物・ビートたけしのキーワード

「自分に正直」

ビートたけしの最大のキーワードは、「自分に正直」に生きている、ことですね。

 

大学を途中でやめ、自分は何をしたいのか、アルバイト生活をしながら探しました。

 

そして自分に正直に生きています。いやなことはしません。

 

おそらく、会いたくない人には会わないでしょう。

 

名声やお金や財産など、いつでも捨てる覚悟があります。

 

いつでも、誰にでも、本音を言っています。

 

誰に媚びることなく、実力で堂々と生きています。

 

今の日本で、一番幸せな1人ではないでしょうか。

 

「壮大な夢」

初めは、芸人として成功するのが夢だったと思います。

 

しかし、その後、どんどん夢を大きくしていったのでしょう。

 

すでに、世界的な俳優、映画監督です。

 

これからどこまでやるつもりなのか、見当もつきません。

 

テレビのレギュラー番組をたくさん持ち、悠々と出演し、言いたい放題言っています。

 

たけしが「総理大臣になる」、と言い出しても、驚きません。

 

「壮大な夢」を持っているようですが、私にはそれが何か、知るよしもありません。

 

どれだけ勉強し、どこまで大きくなるか、計り知れません。

人物「ビートたけし」

ビートたけし

この人は、とてつもなくスケールの大きい人ですね。

 

とんでもなく大きな夢をもっているようです。

どれほど大きな夢か、想像もつきません。

 

現在の日本で、そういう意味では、トップ・クラスの人物ではないでしょうか。

 

そして、この上なく幸せな人だと思います。

 

たけしのすごいところ:

○自分に正直に生きている。

○どこでも、誰にでも、本音を言う。

○名声や、お金や財産など、いつでも捨てる覚悟がある。

○ものすごい努力家、勉強家。

○やることが一流である。

 

たけしは教育熱心な母の勧めで、明治大学工学部に入ります。

しかし入学後しばらくすると、あまり大学にいかず、あてもない生活を送るようになります。

 

友人の下宿に居候し、アルバイト三昧です。ジャズ喫茶のボーイをはじめ、菓子の計り売り、実演販売員、ビルの解体工、クラブのボーイ、羽田空港での荷作業、タクシー運転手、ガソリンスタンドの店員、などを転々とします。

 

それから、浅草のストリップ劇場「フランス座」で働きながら、芸人になると決意し、現在は、日本を代表するお笑い御三家の1角です。(以上、ネット情報を参照しました)

 

その他に、俳優、映画監督、そして、テレビのレギュラー番組をたくさん持っています。

毎日、言いたいことを言い、やりたい放題やっています。

 

今の日本でこれ以上幸せな人はいるでしょうか。

 

たけしの生き方は、幸せのキーワードの宝庫ですね。

幸せだねvs偉いね

「あなたは幸せだね」

あなたはいいなぁ。

恵まれた家庭に生まれ、

優しいご両親に愛され。

幸せだね、羨ましい。

 

そのように言う人がいます。

このときの「幸せ」は、完全に、

「与えられた」ものです。

 

これは、本物の「幸せ」ではありません。

お父さんが事業に失敗し、

一家で夜逃げしたとたんに、

家族は不幸になります。

 

「あなたは偉いね」

この「偉い」は、努力している、という意味です。

あなたは偉いね、1人でお使いに行って。

あなたは偉いね、よく勉強して。

 

努力を続けると、幸せになれます。

努力をやめると、幸せになれません。

幸せは、与えられるものではないからです。

 

しかし、名声とカネを手に入れると、

努力をやめてしまい、

幸せはカネで買えると錯覚する人がいます。

 

大きな家に住み、

大勢の客を招いて、パーティーをしても、

客が帰れば、ゴミしか残りません。

空しい気持ちになるだけです。

 

もう1度、幸せになろうと、

酒を飲み、クスリを飲み

転落していきます。

大金持ち

おカネは人生で2番目に大切なものですが、少な過ぎても、多過ぎても、良くないですね。

どちらかと言えば、「少し足りない」位が幸せでしょう。

 

大金持ちには、それなりに、いろいろ苦労があります。

 

もし今、皆さんの家に、100億円の現金が持ち込まれたら、どうしますか。

1万円札が百万枚です。百万円の束が1万個です。

 

部屋には、札束が山と積まれ、いっぱいになります。

居間では、テレビが見られません。

寝室は、寝るところがありません。

 

泥棒が心配なので、家族いっしょには外出できません。

まず、人に知られないようにしなくてはいけません。

外から覗かれないように、カーテンを閉め切ります。

 

「台車」で、1万個の札束を、どうやって、人知れず、銀行まで運ぶか。

昼間クルマに積み込めば、すぐ近所にバレてしまいます。

 

子供たちには何と説明し、どうやって口止めするか。

税務署への申告は、どうするか。

悪い人にだまされないように注意しなければ。

 

財産が減らないようにするにはどうするか。

金の延べ棒でも買うか。どこに保管すれば良いのか。

もし大金をもっていることが親戚や友人に知られたらどうするか。

 

投資して、増やしたほうがよいのか。

どこに、どういうふうに投資したらよいのか。

 

うれしいどころか、心配や悩み、苦しみがどっと増えます。

 

おカネで幸せは買えません。

 

米国の大富豪の1人であるウォーレン・バフェット氏は、「たくさんおカネを持っていても、それだけたくさんの人から愛されるわけではない。」と言っています。

幸せについて

若い人は、これから大いに幸せになりたいと思い、

高齢者は、幸せに晩年を過ごしたいと思いますね。

 

いくつかの「幸せの真理」が浮き彫りになります。

 

幸せは、モノではない。

幸せは、おカネでは買えない。

幸せは、夢の実現である。

「与える」夢で幸せになる。

「取る」夢では幸せになれない。

 

「公」とは与えること。

「私」とは取ること。

 

人に「与える」と、4つの幸せが生まれる。

 

幸せになるきっかけは、理屈ではない。

幸せへの道は、「ひらめき」である。

気がついたら、決めている。

気がついたら、行動している。

気がついたら、背中を押されている。

 

自分のしたことは、自分に返ってくる。

100苦しめば、100の幸せが返ってくる。

 

夢があれば、耐えられる。

 

夢は具体的でなくてもよい

「今より幸せになりたい」も夢。

 

夢を実現するには、努力がいる。

努力を毎日続けるには、「ハードルを下げる」。